ノーガードの相手に叩き込んだ一撃に再注目「フロイドは悪くない」 ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏が繰り出した9年前の“不意打ちKO勝ち”が再び脚光を浴びている。2011年9月17日にWBC世界ウエルター級王者ビクター…

ノーガードの相手に叩き込んだ一撃に再注目「フロイドは悪くない」

 ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏が繰り出した9年前の“不意打ちKO勝ち”が再び脚光を浴びている。2011年9月17日にWBC世界ウエルター級王者ビクター・オルティス(ともに米国)と対戦。米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」の公式インスタグラムが動画を公開すると、「典型的な愚か者」などと海外ファンの反応が集まっている。

 荒れた試合の中でいきなり起きたシーンだった。オルティスは序盤から頭を近づけるラフな戦い方をすると、4回に頭部がメイウェザーの顔面へと直撃。一時中断となり、再開される瞬間だった。オルティスのラフプレーを許す態度を示すかのように頷きながら、ハグをしにいくメイウェザー。しかし、体を離した時だ。油断してまだノーガードの相手に左フック、右ストレートをお見舞いしたのだ。

“倍返し”をくらい、ダウンで後ろに倒れるオルティス。このまま4回2分59秒でメイウェザーが勝利を収めた。試合直後のリング上では、米ケーブルテレビ局「HBO」の司会者ラリー・マーチャント氏と口論。動画を公開したESPNリングサイドは「メイウェザーとマーチャントの忘れられないやり取りから9年」とつづるとともに、この時に同氏が言い放った「私が50歳若かったら、お前なんか倒してやるんだけどな!」というコメントも紹介している。

 オルティスのラフプレーもあったため、物議を呼んだ不意打ちKO。今回の投稿には、マーチャント氏とのやり取りに対するものも含め、こうコメントが相次いでいる。

「フロイドは悪くないよ、でもちょっとダサい」
「オルティスは頭突きの後、本当にハグしに行ってるのに」
「フロイドは脳なしのエゴイスト。ボクシング界の恥」
「典型的な愚か者。このファイターを叩きのめせ」
「フロイドのファンじゃないけど、彼は悪くない」
「テクニカルな面で言えばフロイドが正しい」
「反則したのはオルティスの方だ」
「フロイドのファンじゃないけど、彼は悪くない。これを見ると、直前にグラブタッチしてるじゃないか」

 メイウェザーを擁護するコメントも多く、今でも様々な声が集まっているようだ。(THE ANSWER編集部)