春は3位に終わったものの、個々の能力の高さを示して今秋の優勝候補に名乗りを上げた早大。充実の戦力を武器に10季ぶりの賜杯奪還を狙う。 春にチーム防御率0.77という驚異的な数字をたたき出した投手陣が、今秋も早大をけん引する。第1先発はドラ…


 春は3位に終わったものの、個々の能力の高さを示して今秋の優勝候補に名乗りを上げた早大。充実の戦力を武器に10季ぶりの賜杯奪還を狙う。

 春にチーム防御率0.77という驚異的な数字をたたき出した投手陣が、今秋も早大をけん引する。第1先発はドラフト1位候補左腕・だ。春には自己最速の155キロを計測するなど、一段と進化した姿を披露。チームの大黒柱として勝利を呼び込む投球に期待したい。第2先発は。春は立大戦で1安打完封勝利を収めるなど好投を続け、最優秀防御率とベストナインを獲得した。この2枚看板が試合をつくれば、終盤は、の『勝利の方程式』が試合を締める。他にもら経験豊富な選手が複数控えており、寸分の隙も見当たらない。

 一方の打線は春にリーグ1位のチーム打率を記録したものの、好機での『あと一本』が課題となっていた。雪辱を果たしたい今季、キーマンはやはり4番・だろう。春は岩本が打点を挙げた3試合は全勝、挙げられなかった2試合は全敗という結果。主砲の一打が持つ重みは大きい。また岩本に好機でつなぐためには、1番・、2番・、3番・の4年生トリオの活躍が必須だ。ラストイヤーに懸ける思いを結果につなげたい。

 いまだ優勝を経験できていない4年生にとって、今秋が正真正銘のラストチャンス。早大黄金時代の幕を上げるべく、秋の大勝負に挑む。

(記事 池田有輝)

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