元ウィンブルドン準優勝者のサビーネ・リシツキ(ドイツ)が、2017年1月のエキシビションマッチ「クーヨン・クラシック」でプレーすることになった。この大会は全豪オープンの前哨戦として知られ、女子の部は1993年以来の復活となる。 大会主催…

 元ウィンブルドン準優勝者のサビーネ・リシツキ(ドイツ)が、2017年1月のエキシビションマッチ「クーヨン・クラシック」でプレーすることになった。この大会は全豪オープンの前哨戦として知られ、女子の部は1993年以来の復活となる。

 大会主催者は、すでに出場が決まっていたアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)とソラナ・シルステア(ルーマニア)にリシツキが加わると発表した。女子の部はラウンドロビン(総当たり戦)で争われる。

 全豪オープンに先立つ週に行われてきたクーヨン・クラシックは、2017年1月10日から13日までオーストラリア・クーヨンで開催され、男子の部は8人が出場し、トーナメントで争われる。現時点ではバーナード・トミック(オーストラリア)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、リシャール・ガスケ(フランス)が、出場を表明している。

 かつて全豪オープンの開催地だったクーヨン・ローン・テニスクラブで開催されるこの大会は、全豪がメルボルン・パークに移ったあとの1988年から毎年開催されてきた。日本の錦織圭も2012年から出場しており、2014年に優勝している。

 第1回大会の優勝者はオーストラリアのパット・キャッシュで、ロジャー・フェデラー(スイス)、ピート・サンプラス(アメリカ)、アンドレ・アガシ(アメリカ)、また錦織の現コーチであるマイケル・チャン(アメリカ)ら名選手たちも、かつてこの大会で優勝してきた。(C)AP(テニスマガジン)