全くボールが見えなくなるほどの深いラフとは… 男子ゴルフの全米オープンは17日に米ニューヨーク州のウイングドフットGCで開幕する。日本からは松山英樹(レクサス)、石川遼(カシオ)らが出場するが、18番ホールでは“深すぎるラフ”が待ち受けてい…

全くボールが見えなくなるほどの深いラフとは…

 男子ゴルフの全米オープンは17日に米ニューヨーク州のウイングドフットGCで開幕する。日本からは松山英樹(レクサス)、石川遼(カシオ)らが出場するが、18番ホールでは“深すぎるラフ”が待ち受けているようだ。米通算2勝のトロイ・メリット(米国)が、自身のツイッターでアプローチをする様子を動画で公開。ボールが隠れて見えないほどの深さに、海外ファンからは「げっ!!」「恐ろしすぎるラフだ」などと反響が寄せられている。

 ボールが消えた。練習ラウンドの18番、グリーン近くのラフからアプローチを試みるメリットだが、足元には球がない。クラブでサッとかき分けると、やっと白いボールが顔を出した。緑に深く埋まった打ちづらいシチュエーションで、メリットはやや強めにスイング。何とかピン付近まで運んだ。

 実際の動画を、メリットは「ラフはエグい」と文面につづってツイッターに公開。米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」はこの動画に注目し、記事で「ゴルファーのトロイ・メリットが練習ラウンド中に18番の深いラフを見せた。近くに立ってかろうじてボールが見える。メリットは20ヤード飛ばすのに、クラブフェイスを完全に開いて大きくスイングしなければならなかった」と伝えている。

 また米誌「ゴルフ・ダイジェスト」は、世界ランク26位のゲーリー・ウッドランドのコメントを紹介。「チップしていたんだ。キャディーがボールを投げ返してくれていたんだけど、ボールを見失ってしまった。5分くらい探していたんだけど、ボールは足元にあったんだよ。踏むまで見つからなかった。非常に簡単にゴルフボールは消えるよ」と、ラフの深さに驚いていたようだ。

 メリットが公開した動画に対し、海外ファンからは「マジかよ」「げっ!!」「ナイスショット」「ワオ」「恐ろしすぎるラフだ」などと反響が寄せられている。同コースでは2006年に全米オープンを開催。当時はジェフ・オギルビー(オーストラリア)が5オーバーのスコアで優勝している。(THE ANSWER編集部)