名古屋グランパスは11月21日、サンフレッチェ広島の元日本代表FW佐藤寿人を完全移籍で獲得したと発表した。クラブ史上初のJ2降格となった名古屋はFW永井謙佑、FW川又堅碁の流出が懸念されていた。歴代2位のJ1通算161得点を誇る佐藤は広島で…
名古屋グランパスは11月21日、サンフレッチェ広島の元日本代表FW佐藤寿人を完全移籍で獲得したと発表した。クラブ史上初のJ2降格となった名古屋はFW永井謙佑、FW川又堅碁の流出が懸念されていた。
歴代2位のJ1通算161得点を誇る佐藤は広島で3度のリーグ優勝を経験。30歳を超えてもなお類い希な得点への嗅覚と決定力でチームを牽引してきた。広島の象徴的な存在と認識され、佐藤自身も広島を愛していた。
だが19試合出場4得点に終わった今シーズン後、名古屋からのオファーに選手として奮い立つものがあった。
「名古屋から話を頂き、自分の中で選手としてまだまだ戦いたい、勝ちたい、ゴールを決めたい、チームのために体を張りたい。自分のためにチャレンジしたい、という気持ちが強く、移籍を決断しました」
1年でのJ1復帰というミッションを託されたことには、「今シーズン、歴史あるクラブがJ2降格という結果となり、名古屋グランパスは今、苦しい時期だと思います。この苦しい時期が、いずれ振り返ったときに後々必要だったと言われるよう、そして名古屋グランパスが本来あるべき姿に戻る為のチカラになれるよう、全身全霊をかけ、戦いたいと思います」と決意を語った。
佐藤の移籍にファンからは、「尊敬するサッカー選手のひとり。スゴくうれしい!歓迎いたします!」「下條さんGMに据えて早速寿人を完全移籍で獲得とかこれ色々な意味で来年の名古屋は楽しみだな」「いい時も悪い時も、常にサンフレとともにあり続けた佐藤寿人選手には、感謝の言葉しかありません」「悲しいけど、ありがとう。行ってらっしゃい」「彼ほどの選手がベンチにいるのは辛かったんだと思います。名古屋で頑張ってください」などの声が寄せられている。