ATP(男子プロテニス協会)と日東電工株式会社(以下、 Nitto)は、そのパートナーシップを2025年まで5年間延長することを発表。毎年シーズン最後に行われる「Nitto ATPファイナルズ…

ATP(男子プロテニス協会)と日東電工株式会社(以下、 Nitto)は、そのパートナーシップを2025年まで5年間延長することを発表。毎年シーズン最後に行われる「Nitto ATPファイナルズ」は、これまで通りNittoの名を冠することになる。【動画】昨年のATPファイナルの覇者

12年連続でロンドンのO2アリーナで開催されてきた「Nitto ATPファイナルズ」だが、2021年からはイタリアテニス協会と協力し、トリノに会場を移す。

2017年から始まった「Nitto ATPファイナルズ」でのパートナーシップの延長に加え、NittoはATPツアーの年間ゴールドパートナーとなる他、公式アスレチックテープを提供することを決めた。これにより、ATPの医療チームには大会で使用するための医療用テーピング用品が提供され、理学療法士の公式ユニフォームにはNittoのロゴが配される。

「Nittoとさらに5年間パートナーシップを延長することができ非常に誇りに思います」と語ったのはATP会長のアンドレア・ガウデンツィ氏。「Nittoは世界的な産業リーダーであり、3年前にこの協力関係が始まってから、“ATPファイナルズ”のスポンサーとしての役割をしっかりと果たしてくれています。我々がこれまでに培った結びつきと、ロンドンでの開催中に大会が遂げた記録的成長を、イタリアテニス協会と共にさらに強固なものとしていきたい。そして、シーズン中開催される大会で最高品質の医療用品を提供し、選手の健康を守る手助けをしてくれる年間パートナーとして、Nittoと密接に協力していけることを楽しみにしています」

NittoのCEO兼COOを務める高崎秀雄氏は、「ATPとのパートナーシップの延長、そして長期にわたり“Nitto ATPファイナルズ”に貢献できることに喜びと興奮を感じています。ATPツアーのゴールドパートナーとして、また公式アスレチックテープのスポンサーとして、ツアーに参加するテニス選手をシーズンを通して支援できることを楽しみにしています。トリノは革新的な強い精神を持つ都市であり、“Nitto ATPファイナルズ”が世界中の人々を喜ばせ、勇気づける大会となることを確信しています」と語っている。

トリノ市長のキアラ・アッペンディーノ氏は、「トリノは2021年に“Nitto ATPファイナルズ”を迎え、大会の豊かな歴史の次の章を綴ることを楽しみにしています。Nittoのような世界を代表するパートナーによる長期的な貢献を得てこれを実行することは、トリノが他に類を見ない、革新的な大会を開催することができるという信念を真に表すものです」とコメント。

イタリアテニス協会会長のAngelo Binaghi氏は、「”Nitto ATPファイナルズ”へかけがえのない貢献と支援を頂けることに対し、Nittoに感謝の意を表します。この大会はすでに世界的な大企業から多くのスポンサー提案を頂いており、イタリアのテニスにとって歴史的な節目となります。次世代の選手を鼓舞し、ファンを獲得する原動力となるでしょう」

「Nitto ATPファイナルズ」は、世界最大の屋内テニス大会であり、ATPのシングルスとダブルスチームのトップ8の選手らが8日間に渡り競い合い、賞金総額は900万ドル(約9億5,106万円)を超える。2019年の大会では記録的なソーシャルエンゲージメント、デジタルエンゲージメントを叩き出し、ATPツアーとTennisTVチャンネルを合わせて4億回ものインプレッション、6900万回の動画再生回数、そして1200万回のソーシャルインタラクションが見られた。

※為替レートは2020年9月15日時点

※写真は熱戦が繰り広げられているロンドンのO2アリーナ (Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com