プロ野球は各チームおよそ70試合を消化し、勝負の後半戦に突入した。今年は新型コロナウイルスの影響で開幕がおよそ2ヶ月半…
プロ野球は各チームおよそ70試合を消化し、勝負の後半戦に突入した。
今年は新型コロナウイルスの影響で開幕がおよそ2ヶ月半遅れたほか、連戦続きと、各チーム厳しい戦いが強いられている。
厳しい連戦を戦い抜く上でカギとなるポイントの一つが、中継ぎ陣だろう。
今回、3年ぶりのリーグ優勝を狙う、現在首位のホークスの「中継ぎ事情」について、ホークスOBで現在は解説者として活動中の攝津正さんに話を聞いた。

若い投手が出てくるなとは予想していた
開幕前の取材では、今年の優勝のポイントは中継ぎ陣だと話していた攝津さん。
その中で今年は坂東や泉といった若手の活躍が一つ支えになっているが、その点について攝津さんはこう話している。
「昨年中継ぎで活躍していた甲斐野が怪我で離脱しどうなるかなと思いましたが、元々ホークスは実力のある選手揃っている。若い投手が出てくるなとは予想していたので、今の活躍を見ても不思議ではないなとは思います。」
中でも坂東は、今シーズン一度先発も経験。今後の起用について攝津さんは、
「ポジションの変化によって、調整のむずかしさはある。選手側もはっきりしていた方がやりやすいとは思いますね。
ただ、その中でも坂東は結果出ていないものの、先発もいける投手だと思っています。投球内容や球種、雰囲気を見ていても、先発としての役割を果たせるというのは十分感じますしね。これから後半戦で先発が足りなくなった際には挑戦するんじゃないかなと思います。」
と、坂東の持つポテンシャルを踏まえ、今後の活躍に期待を込めた。
一方で、昨年までホークスのブルペンを支えてきた森、モイネロは今年も安定した投球を見せている。彼らについて攝津さんは、
「森に関しては少し波があるものの、頑張っていますよね。モイネロに関しては、僕は日本の中継ぎ投手の中でもトップクラスだと思っています。ホークスの中継ぎ陣はほとんど失敗しない。後ろのメンバーが揃っているというのはやはり大きいですよね。」
と、12球団の中でも盤石なホークスのリリーフ陣を評価している。
僕が投手コーチなら、高橋礼は先発で起用したい

今シーズンのホークスの中継ぎ陣を見てみると、昨年先発として12勝マークした高橋礼が、今年はここまで登板した30試合全てリリーフとしてフル回転。高橋礼の中継ぎ起用について攝津さんはこう話す。
「正直、ホークスの中継ぎメンバーをみると、能力的にも高橋なしでも十分充実していると感じていました。どちらかというと、先発陣が足りないという時期もあったので、そういう面でも先発で回した方が面白いのかないうのはシーズン初めから思っていましたね。ただ、連戦が続く中で、イニングが投げられるというのは大きいですよね。」
高橋がリリーフに回りながらも、しっかりと先発ローテーションが回り、首位に立てているホークス。やはり、それだけ選手層が厚いということなのだろうか。
「基本的にホークス はバッティングのチームというイメージがありますが、実際はピッチャー、守備のチーム。後ろにいいピッチャーが揃っているので、接戦をものに出来ている部分はあると思います。中継ぎ陣に関しては12球団を見てもトップクラスの防御率ですからね。」
現役時代は、新人王、沢村賞をはじめ、数多くのタイトルを獲得した攝津さん。そんな攝津さんが、投手コーチを務めるとしたら、高橋礼をどのように起用するか、聞いてみた。
「やはり先発で起用したいですね。ああいうアンダースローのピッチャーって、なかなか居ないですから。ホークスのピッチャー陣をみると、右ピッチャー左ピッチャーバランスよくいるものの、高橋のような変則ピッチャーがいると、相手としても戦い辛いのかなとは思います。」
3年ぶりの優勝へ向け、現在首位を走るホークス。
後半戦も連戦が続き、厳しい戦いが予想される中、いかに中継ぎ陣が踏ん張れるかが勝負のカギとなりそうだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]