ATP(男子プロテニス協会)は14日、最新の世界ランキングを公表。錦織圭(日本/日清食品)は、前週から順位を1つ下げて35位となった。【最新】男子賞金ランキング【関連動画】錦織が披露した「新し…

ATP(男子プロテニス協会)は14日、最新の世界ランキングを公表。錦織圭(日本/日清食品)は、前週から順位を1つ下げて35位となった。【最新】男子賞金ランキング【関連動画】錦織が披露した「新しい武器」

前週の「ATP250 キッツビューエル」で約1年ぶりにツアーへ復帰した錦織。復帰戦は残念ながら黒星となり、現在のポイントは「全米オープン」前と変わらず1,345ポイント。

トップ10内では、前週「全米オープン」で3回戦敗退のロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が順位を1つ上げて10位に。今シーズン1月以来、約8ヶ月ぶりにトップ10に復帰した。グランドスラム初優勝を果たしたドミニク・ティーム(オーストリア)は3位で変わらずだが、「全米オープン」前から1,990ポイント増加し現在9,125ポイントに。2位ラファエル・ナダル(スペイン)の9,850ポイントと725ポイント差となった。

「ATP250 キッツビューエル」初戦で錦織を破り、そのままツアー初優勝を果たした21歳ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)はキャリアハイを更新。前週から8つ順位を上げて39位となった。

また、「全米オープン」ベスト4のパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は前回から9つ上げて18位に。そのカレーニョ ブスタと準々決勝で大激闘を繰り広げた21歳デニス・シャポバロフ(カナダ)は、3つ上げて14位に。今シーズン1月に記録したキャリアハイ13位に迫っている。シャポバロフと同じく「全米オープン」ベスト8の22歳アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、キャリアハイ更新の12位となった。

日本人選手では、西岡良仁(日本/ミキハウス)が1つ下げて50位に。内山靖崇(日本/積水化学工業)は6つ下げて92位、杉田祐一(日本/三菱電機)も6つ下げて94位につけている。

今週開催の「ATP1000 ローマ」男子シングルスには錦織、西岡の2名が出場中。錦織は現地14日の1回戦でツアー復帰後初勝利を挙げ、2回戦では第10シードのスタン・ワウリンカ(スイス)対ロレンツォ・ムセッティ(イタリア)の勝者と対戦する。そして、西岡は現地15日に前週優勝のキツマノビッチとの1回戦に臨む。

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【9月14日付最新ATPランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1)ノバク・ジョコビッチ(セルビア)  10,860

2. ← (2)ラファエル・ナダル(スペイン) 9,850

3. ← (3)ドミニク・ティーム(オーストリア) 9,125

4. ← (4)ロジャー・フェデラー(スイス) 6,630

5. ← (5)ダニール・メドベージェフ(ロシア) 5,890

6. ← (6)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 5,175

7. ← (7)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4,650

8. ← (8)マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)  2,940

9. ← (9)ガエル・モンフィス(フランス)  2,860

10. ↑ (11)ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 2,620

11. ↓ (10)ダビド・ゴファン(ベルギー) 2,555

12. ↑ (14)アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 2,414

13. ↓ (12)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 2,400

14. ↑ (17)デニス・シャポバロフ(カナダ) 2,345

15. ↓ (13)ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 2,265

16. ← (16)カレン・ハチャノフ(ロシア) 2,200

17. ↓ (15)スタン・ワウリンカ(スイス) 2,185

18. ↑ (27)パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン) 2,130

19. ↓ (18)ミロシュ・ラオニッチ(カナダ) 1,995

20. ↑ (21)フェリックス・オジェ アリアシム (カナダ) 1,976

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35. ↓ (34)錦織圭(日本/日清食品) 1,345

50. ↓ (49)西岡良仁(日本/ミキハウス) 1,007

92. ↓ (86)内山靖崇(日本/積水化学工業) 685

94. ↓ (88)杉田祐一(日本/三菱電機) 684

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」での錦織圭

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)