現地14日の「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/9月14日~9月21日/クレーコート)大会初日。男子シングルス1回戦で、世界35位の錦織圭(日本/日清食品)が世界44位のアルベルト・…

現地14日の「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/9月14日~9月21日/クレーコート)大会初日。男子シングルス1回戦で、世界35位の錦織圭(日本/日清食品)が世界44位のアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦。錦織が6-4、7-6(3)のストレートで怪我からの復帰後初勝利を飾り、2回戦へ進出した。【トーナメント表】ATP1000 ローマ男子シングルス【実際の映像】錦織、相手が動けない完璧なリターンエース!

第1セットでは、終盤でつかんだチャンスを逃さずにものにした錦織。第2セットもその錦織のサービスゲームからスタートした。

このセットも第1セットと同様、序盤からお互いに一歩も譲らず、ブレークポイントを握ることすらなくキープし合う展開が続いた。

そして第6ゲームで錦織が15-40と、このセット初となる2本のブレークポイントを握る。しかし粘るラモス ビノラスに合計4本のブレークポイントをしのがれ、リードを作ることができない。

続く第7ゲームでデュースに持ち込まれた錦織。長いラリーの最後に錦織のショットがネットを越えることができず、ラモス ビノラスにブレークポイントを握られる。しかしこのピンチにサイドラインギリギリのサービスエースを決めてしのぐと、ドロップショットを決めてアドバンテージを奪い、キープする。

すると錦織はゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームでまたもチャンスを作る。だが3本のマッチポイントがあったものの、仕留めきれない。第12ゲームでも2本マッチポイントがあったが逃し、タイブレークへもつれた。

それでもこのタイブレークの3ポイント目でミニブレークに成功するとそのまま押し切り、復帰後初勝利を飾った。

錦織は第1セットではリターンでなかなかポイントが取れず、終盤に相手のダブルフォルトからラッキーな形でセットを奪っていた。だが第2セットはよりストロークの精度が上がり、自分で追いつめて勝利をつかんだ。

勝利した錦織は、第10シードのスタン・ワウリンカ(スイス)対ロレンツォ・ムセッティ(イタリア)の勝者と2回戦で対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」での錦織圭

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)