14年レアル・マドリーでプレーしてきたブラジル人フルバックのマルセロは、サンティアゴ・ベルナベウでの長期滞在に終止符を打…

14年レアル・マドリーでプレーしてきたブラジル人フルバックのマルセロは、サンティアゴ・ベルナベウでの長期滞在に終止符を打つ可能性を真剣に考えている。
ブラジルのポータルサイト『Esporte Interativo』によると、32歳のベテランディフェンダーは夏の移籍市場が閉まる前にマドリードのクラブを去るオファーに耳を傾ける意思があるという。
マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は「彼を頼りにしている」と明言しているが、マルセロはフランス代表のフェルランド・メンディの存在がチーム内での地位を変えてしまったことを自覚しており、今後もこの状態が続くと感じているようだ。昨季のブラジル人の起用法を見れば明らかにこれまでとは変わってきている。
レアル・マドリーとの契約は2年残っているが、マルセロはセリエAの2クラブから興味深いオファーを受けており、慎重に検討しているという。『Esporte Interativo』は、ユヴェントスとインテル・ミラノがマドリーのラテラル(サイドバック)に興味を持っていると報じている。
トリノに向かう場合、2018年夏からビアンコネロのシャツを着るクリスティアーノ・ロナウドと再会することになる。ポルトガルのスターは昨年夏にもマルセロをユヴェントスに誘っていた。当時はジダンの要望によってベルナベウに残ったものの、メンディの台頭と自身のフィジカルの衰えによるチーム内での序列の変化は、マルセロに将来を再考させている。
 

マドリーの首脳陣は14年近くチームを守ってきた功労者の売却に好意的ではないものの、マルセロが持つ2022年までの契約に伴う2億ユーロ(約251億円)の契約解除金を要求するつもりはないという。
セリエAからはブラジル人SBにビッグサインを出しており、同選手はこれが最後のチャンスだと認識している。