世界105の地域から800人以上がエントリー!

エナジードリンクのRed Bullが仕掛ける、世界最大のオンラインブレイキンイベント『Red Bull BC One E-Battle 2020』。先日、予選となるファーストステージが終了し、世界中からエントリーが集まったBboy、Bgirlの中からトップ64が発表された。

昨年の E-Battle 2019年チャンピオンのBboy Dosu(米国)とBgirl Luma(コロンビア)も予選を勝ち抜いている。クオリファイしたBboy、Bgirlが最多だったのはロシアと日本だった。


Bboy TOP64  提供:Red Bull BC One

今回、Red Bull BC One史上初の試みとして、Red Bull BC One E-Battle 2020で優勝したBboy、Bgirlは、Red Bull BC One 2021ワールドファイルの出場権を獲得出来る。ブレイキンシーンにおける世界最高峰の大会へ、世界中のどこからでも、誰でもがチャレンジできる機会である為、注目度も高い。

挑戦者のBboy、Bgirlは大会のオフィシャルサイトから、踊っている動画をアップロードし、オンライン上でバトル。今回のジャッジ陣も、過去Red Bull BC Oneワールドチャンピオンに2度輝いたLilouを始め、ブレイキンシーンで名だたるダンサーが名を連ねている。


2019年 ワールドファイナル / Photo by kazuki murata

TOP64 注目のBboy!昨年のワールドファイナル準優勝者、2000年代生まれの日本人Bboyなど

まず、Bboy部門では、Red Bull BC One All Starsが複数クレジット。過去、何度もワールドファイナルへの出場権を持ち、世界トップレベルのパワームーバーである、ベネズエラのLil G。昨年、Red Bull BC One All Starsへ加入し、英国人最多のワールドファイナル出場数(4度)を誇るSunni。

この二人はトップ64へ選出されたメンバーの中でも、Red Bull BC Oneワールドファイナルの舞台で戦った経験もあり、世界大会での実績も十分、優勝候補のBboyとして要チェックだ。


Lil G   Ali Bharmal / Red Bull Content Pool
Sunni    SonStar/Red Bull Content Pool

日本人では2000年代生まれの若手Bboyの二人に注目。一人目は、日本のトップクルー mortal combatの一員として活躍するYOO。ダイナミックなパワームーブの中に、オリジナリティ溢れる身体の動きを入れ込むブレイキンスタイル。

二人目は、Kids時代から世界大会でも実績を残し、メディアでも幅広い活躍を見せるSHOSEI。チームはGood Foot Crewにも所属し、Red Bull BC One All StarsのAmiはチームメイトである。


SHOSEIとAmi / SHOSEI Instagramより

Bboy部門では最後にもう一人。昨年インドのムンバイで行われた、ワールドファイナル。現地で行われた世界最終予選であるLast Chance Cypherで、ワールドファイナル出場の切符を掴み、そのまま本戦で決勝まで勝ち上がった、カザフスタンのKilla Kolyaもトップ64に残っている。
過去何度もLast Chance Cypherに挑戦し、ワールドファイナルに届かなかった経験を持つKilla Kolyaは、2019年シーズンで格上のBboy相手に大逆転を連発し、シーンにその名を轟かせた。今年もこのオンラインバトルを勝ち抜き、来年行われるワールドファイナル出場を掴めるか?、昨年から続く彼のサクセスストーリーにも注目だ。


Killa Kolya   Dean Treml/Red Bull Content Pool

次のステージである、トップ32の発表は9月16日の予定だ。引き続き、大会オフィシャルサイトを要チェック!
次回はTOP64 Bgirlの注目ダンサーを紹介します。

Hypest Moments | Top 64 B-Boys | Red Bull BC One E-Battle

文:秋山 真