国内メジャー・日本女子プロ選手権第3日 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日が12日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と2打差の2位で出たツアー未勝利の20歳新人・…

国内メジャー・日本女子プロ選手権第3日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3日が12日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と2打差の2位で出たツアー未勝利の20歳新人・西村優菜(フリー)が、67の通算11アンダーで2位に1打差の単独首位に浮上。小祝さくら(ニトリ)と笹生優花(ICTSI)は2打差の4位につけ、逆転を狙う。

 今季優勝者の2人が好位置につけた。3打差の7位で出た小祝は5バーディー、1ボギーの68。「今日は後半に風が止んできたので、みんな伸ばしてくるんじゃないかと思ってプレーしていた。自分も途中からバーディーもなかったので、切り替えてやるようにした。しっかり切り替えてプレーできたのがよかったと思う」。5番からパープレーが続いたが、13番で1つ伸ばすと、後半だけで4バーディーを奪った。

 2週前に2位に入り、前週のゴルフ5レディスでツアー通算2勝目。高精度のショットなどを武器に好調を維持している。この日も「後半は右に抜けた感じが多かったけど、それでもバーディーチャンスにつけたと思う」とうなずき「明日はラスト1日なのでしっかりとショットでバーディーチャンスにたくさんつけられるようにして頑張っていきたい」と上を見据えた。

 飛ぶ鳥を落とす勢いの新人・笹生は、3バーディー、ボギーなしの69。2位から4位に後退したが、首位との差は2打のまま。2番のバーディー以降、13番まで伸ばせなかったが、難コースでボギーなしにまとめ「パーはいいと思うので、そういうふうにパーを続けられたのはよかった。ずっと我慢のゴルフに見えたと思うけど、こうやってボギーをたたかなかったのはよかった」と及第点を与えた。

今季2勝の笹生優花「楽しんでプレーしたい」

 昨年11月のプロテストに合格した2001年生まれの19歳。開幕戦で5位に入り、今季すでに2勝を挙げた。前週は29位だったが、見事に復調。2000年度生まれでプラチナ世代と称される西村がトップに立つ中、こう意気込んだ。

「今日と同じように楽しんで自分に集中してプレーしたい。ゴルフをしている時点で楽しい。自分はゴルフをしていて幸せなので、ゴルフができる間、こうやって幸せに思えて楽しんでいることがいいこと。子供の頃はゴルフだけをしていたいと思っていて、一日中ずっとゴルフをしていました。明日も楽しんでプレーしたい」

 1打差の2には未勝利の田辺ひかり、18年1勝のペ・ヒギョンがつけ、小祝は最終組の1つ前、笹生は2つ前の組で最終日をプレー。初優勝を目指す西村を若き実力者2人が追う。(THE ANSWER編集部)