補強策はまだ解決していないが、移籍市場の閉鎖が差し迫っていることを考えると(10月5日)、FCバルセロナはロナルド・クーマンが新プロジェクトで求めているピースを完成させるために急がなければならない。 ジョルジニオ・ワイナルドゥムの獲得が近づ…

補強策はまだ解決していないが、移籍市場の閉鎖が差し迫っていることを考えると(10月5日)、FCバルセロナはロナルド・クーマンが新プロジェクトで求めているピースを完成させるために急がなければならない。
ジョルジニオ・ワイナルドゥムの獲得が近づいているかに見えたが、バイエルンのチアゴ・アルカンタラの去就が未だに決まらないことから、リヴァプールはオランダ人MFの放出に消極的である。
同選手が手頃な価格で獲得できることに加えて、クーマン監督が信頼していることから、優先順位のトップに立っている。しかし、彼の将来はまだ決まらない。
したがって、ルイス・スアレスの代役確保が優先となっている。アンス・ファティまたはアントワーヌ・グリーズマンが“9番”としてプレーできるが、クーマンは彼らを違うポジションで起用したいと考えている。
そこで候補となっているのが、数ヶ月前から話が挙がっているラウタロ・マルティネスとメンフィス・デパイだ。彼らのどちらかをスアレスの代役としてチームに加えたいと考えている。
■2選手の成績
この2選手の昨シーズンの成績に注目していきたい。それぞれに良いところと悪いところがあることは間違いないが、疑いの余地がないことは、彼らが世界トップクラスのストライカーであり、クーマンの下で大きく貢献できる2人であるということだ。
オリンピック・リヨンのデパイは決定的な局面でボールを失わず、パワフルで、シュートも素晴らしい。さらに、左サイドとトップ下でプレーできる柔軟性を持っている。純粋な“9番”の選手ではないものの、ストライカーとしての特徴を持っている。昨季は22試合で15ゴールを挙げている。
しかし、バルサで今後何年も活躍できる選手として挙がるのはラウタロ・マルティネスだ。彼は昨シーズン、49試合で21ゴールを奪う活躍を見せた。常にゴール前でのプレーに関わり得点に関わってきた。彼は天性の才能を持っており、インテルでのルカクのように、2トップで起用する場合には真価を発揮するだろう。
彼はレオ・メッシと良好な関係を持っており、代表で共にプレーしている。メッシを助け、スアレスのような存在になれる可能性は十分にある。
クーマンはメッシ、ファティ、グリーズマン、ウスマン・デンベレに加えてもう一枚欲しいと考えている。デンベレは加入してから4年目のシーズンを迎えるが、今までは怪我に悩まされており、大きな爪痕を残せていない。