国内メジャー・日本女子プロ選手権第2日 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の第2日が11日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と2打差の5位で出た19歳の新人・笹生優花(…

国内メジャー・日本女子プロ選手権第2日

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の第2日が11日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と2打差の5位で出た19歳の新人・笹生優花(ICTSI)は4バーディー、2ボギーの70で回り、通算6アンダーで2打差の2位に浮上した。優勝すれば、2014年鈴木愛の20歳128日を更新する19歳85日で大会史上最年少となる。

 笹生は前半を1バーディー、1ボギーで折り返すと、後半は4番から3連続バーディー。4番は残り133ヤードから3メートルに、5番は残り120ヤードから2メートルにつけて伸ばした。しかし、9番で1つ落として第2日を終了。ラウンド後はこう振り返った。

「今日はまあまあでした。(前半は)我慢のゴルフでした。(後半は)パットが入ってくれた感じで、ショットもまあまあでした。あまり焦らないで、普通に自分のペースでできた」

 日本人の父とフィリピン人の母を持つ2001年6月生まれの19歳。開幕戦で5位に入ると、プロ2戦目の国内ツアーで21世紀生まれ初の優勝者に。力強いショットや完成度の高いゴルフなどから“女ウッズ”の異名がつき、2週前のニトリレディスも制した。「まあまあ」と会心の内容ではないが、確かな実力でまたも優勝争いに顔を出している。

決勝ラウンドへ冷静「自分ができることに集中」

 昨年11月に合格した最終プロテストで回ったコース。途中で雨が降ってきたが「そんなに大きく影響しなかった。雨もそんなに長く降り続かなかったので。ちょっと濡れたという感じです」と説明した。

「予選を通過したことは凄く嬉しいですし、何も変える必要はないと思います。昨日、今日と同じ楽しくプレーできればいい。位置とかまだ2日目が終わったばかりなので、全然気にしていない。自分ができることに集中して、毎日いいスコアが出るように頑張るだけ」

 勝てば鈴木を上回る大会最年少優勝だが、プレーに集中すれば結果は後からついてくることを理解しているようだ。(THE ANSWER編集部)