ラグビーワールドカップ2019の組分け抽選会は来年5月に京都で開催されることになっており、すでに出場権を得ている強豪国にとっては抽選のバンド分けに関係してくるワールドランキングが気になるところだが(1位~4位=バンド1、5位~8位=バンド2、9位~12位:バンド3)、8位以内を確保したいと語っていたアルゼンチン代表は欧州遠征で2連敗となり、目標達成は厳しくなったかもしれない。
 東京で日本代表に快勝したものの、先週末にカーディフでウェールズ代表に競り負けてランキングを6位から8位に下げ、19日には同9位のスコットランド代表と対戦し、16-19で痛恨の黒星を喫した。

 エディンバラのマレーフィールドでおこなわれたこの試合。6-6で迎えた50分(後半10分)、アルゼンチンはCTBフアン・マルティン・エルナンデスからのキックパスを確保したCTBマティアス・オルランドがゴールに持ち込み、13-6と勝ち越した。

 しかし、スコットランドは54分、CTBヒュー・ジョーンズが防御網を切り裂いてWTBショーン・マイトランドのトライを演出し、ゴール成功で13-13と追いつく。

 その後、互いにPGを1本ずつ決めて16-16。

 77分、アルゼンチンは自陣でオブストラクションの反則を犯し、スコットランドの名キッカーであるSHグレイグ・レイドロー主将がPGを狙ったが、右ポストに当たって失敗。それでも、跳ね返ったボールをスコットランドが確保し、ポスト正面でSOフィン・ラッセルがドロップゴールを試みたが、アルゼンチンは猛チャージをかけて得点を許さなかった。

 時計はフルタイムの80分を過ぎ、同点のままゲームは終わるかと思われた。が、相手のアタックを止めようとしたアルゼンチンの途中出場FLファン=マヌエル・レギサモンが自陣でノーアームタックルの反則をとられ、最後にスコットランドのSHレイドローがPGを決めて、明暗が分かれた。

 アルゼンチンは次週が欧州遠征ラストゲームとなり、26日にトゥイッケナムで、今年負けなし11連勝中のイングランド代表と対戦する。

 また、先週の試合を終えた時点で世界ランキング7位だったフランス代表は、パリ郊外のサン・ドニで同3位のオーストラリア代表に23-25で敗れている。
 WTBヴィリミ・ヴァカタワのトライなどで序盤をリードしたフランスだったが、オーストラリアは前半23分過ぎにモールでペナルティトライを奪い逆転。後半早々にもSOバーナード・フォーリーがゴールラインを割り、58分にはCTBテヴィタ・クリンドラニのトライが認められてオーストラリアが点差を広げた。
 フランスは66分にCTBウェスレイ・フォファナがゴールに持ち込み23-25と2点差に詰めたが、終盤の猛攻にオーストラリアは耐え、ロスタイムにフランスのSOカミール・ロペスがドロップゴールを狙ったが外れ、ノーサイドとなった。

<11月19日 テストマッチ結果>

■日本代表 リポビタンDツアー2016(第2戦)
・ウェールズ 33-30 日本

■テストマッチ
・アイルランド 9-21 NZ
・イングランド 58-15 フィジー
・フランス 23-25 豪州
・イタリア 20-18 南アフリカ
・スコットランド 19-16 アルゼンチン
・ジョージア 20-16 サモア
・トンガ 20-17 アメリカ
・ルーマニア 21-16 カナダ
・スペイン 33-16 ウルグアイ
・ドイツ 16-6 ブラジル

■RWC2019 ヨーロッパ予選
・オランダ 44-17 モルドバ
・スイス 10-28 ポルトガル

■RWC2019 アメリカ予選
・パラグアイ 39-27 コロンビア

■香港カップ・オブ・ネーションズ(第3節)
・香港 0-27 ロシア
・ジンバブエ 38-11 パプアニューギニア