現地10日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会11日目。女子シングルス準決勝で、第3シードの世界8位セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、世界27位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6-…

現地10日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会11日目。女子シングルス準決勝で、第3シードの世界8位セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が、世界27位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6-1、3-6、3-6で敗れた。この結果、決勝は大坂なおみ(日本/日清食品)対アザレンカという、前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」の決勝カードの再現となった。【トーナメント表】全米OP女子シングルス

勝負の決まる第3セットはアザレンカのサービスゲームからスタート。第1ゲームから激しい打ち合いに。

この第1ゲームで0-30とポイントリードしたセレナだったが、ここはアザレンカにしのがれた。そして第2ゲームでデュースにもつれたところでセレナが左足首に痛みを覚え、トレーナーを呼び、メディカルタイムアウトを取った。

セレナは足首の痛みだけでなく、試合中に息が上がってしまっており、汗も非常に多くかいているため、体力的にも非常に辛そうな様子が見て取れる。

再開後、アザレンカにブレークポイントを握られたセレナは、1本しのいだものの、続くピンチをしのぎきれずにブレークを喫してしまう。

その後、セレナはサービスゲームをキープしてリードを広げさせないが、アザレンカからブレークポイントを握ることができない。そして第9ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチでもブレークバックはならず、セレナの今大会でのグランドスラム24度目の優勝の夢はついえた。

これで決勝のカードは大坂対アザレンカという組み合わせに決まった。アザレンカは2012年・2013年の「全米オープン」準優勝者。7年ぶりのグランドスラム決勝の舞台で、大坂相手に同大会初優勝を狙う。両者の過去対戦成績は、大坂の2勝1敗。前哨戦の「ウェスタン&サザン・オープン」決勝は大坂が試合前棄権したため、戦績には含まれない。

注目の女子シングルス決勝は現地12日、日本時間の13日午前5時頃に開始予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ(左)とアザレンカ(右)

(Getty Images)