テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス準決勝が行われ、第4シードの大坂なおみが第28シードのJ・ブレイディ(アメリカ)を7-6 (7-1), 3-6, 6-3のフルセットで下して20…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、女子シングルス準決勝が行われ、第4シードの大坂なおみが第28シードのJ・ブレイディ(アメリカ)を7-6 (7-1), 3-6, 6-3のフルセットで下して2018年以来2年ぶりの決勝進出を果たし、同大会2度目の優勝に王手をかけた。
>>大坂 決勝1ポイント速報<<
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今大会で大坂は人種差別への抗議の意を示すため黒いマスクをして入退場しており、この日は2016年に射殺された黒人男性の「フィランド・カスティール」さんの名前がプリントされたマスクをつけていた。
試合は序盤から世界ランク9位の大坂と同41位のブレイディがブレークチャンスをつかむも激しいラリー戦を展開してサービスキープし、タイブレークへ突入。
最後は強烈なリターンを決めるなどした大坂が終盤の5ポイントを連取し、第1セットを先取。このセットで大坂はファーストサービスが入った時に95パーセントの高い確率でポイントを獲得していた。
第2セットも互角の打ち合いを見せる中、大坂はブレイディに強打を決められて第7ゲームから3ゲームを連続で取られ、セットカウント1−1に追いつかれる。
ファイナルセットも大坂はブレイディの強烈なストロークに苦戦するも、第4ゲームで初のブレークに成功。その後もネットに出るブレイディの横を抜くパッシングショットを決めるなどでリードを守って2時間を超える激闘を制し、昨年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来の四大大会制覇に王手をかけた。
決勝では、第3シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と世界ランク27位のV・アザレンカ(ベラルーシ)の勝者と対戦する。
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