巨人の沢村拓一投手(32)とロッテ香月一也内野手(24)の交換トレードが9月7日に発表された。沢村は10年ドラフト1位…

 巨人の沢村拓一投手(32)とロッテ香月一也内野手(24)の交換トレードが9月7日に発表された。沢村は10年ドラフト1位(ドラ1)入団で新人王を獲得している。巨人のドラフト1位(自由獲得枠、希望入団枠を含む最上位指名)でトレードされたのは、16年に日本ハム移籍の大田以来。新人王経験者になると、02年木佐貫以来となる。「巨人ドラ1でトレードされた男たち」をまとめた。

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ロッテ・沢村が鮮烈デビュー 「飼い殺し」をやめた巨人が首位を独走しているのは偶然なのか https://cocokara-next.com/athlete_celeb/marines-hirokazusawamura-debut/

2008年1位
◆大田泰示(→8年後)日本ハム
【巨人からもう1人が公文克彦、日本ハムの吉川光夫、石川慎吾と2対2のトレード】

2006年大学社会人希望枠
◆金刃憲人(→7年後)楽天
【巨人からもう1人が仲沢広基、楽天の井野卓、横川史学と2対2のトレード】

2002年自由獲得枠
◆木佐貫洋(→8年後)オリックス
【高木康成とトレード】

2001年1位
◆真田裕貴(→7年後)横浜
【鶴岡一成とトレード】

1996年1位
◆入来祐作(→8年後)日本ハム
【井手竜也とトレード】

1994年1位
◆河原純一(→11年後)西武
【後藤光貴とトレード】

1993年1位
◆三野勝大(→6年後)横浜
【金銭トレード】

1989年1位
◆大森剛(→9年後)近鉄
【近鉄南真一郎、背尾伊洋と1対2のトレード】

1988年1位
◆吉田修司(→6年後)ダイエー
【岸川勝也とトレード】

1986年1位
◆木田優夫(→12年後)オリックス
【野村貴仁とトレード】

1979年1位
◆林泰宏(→5年後)近鉄
【金銭トレード】

1976年1位
◆藤城和明(→6年後)阪急
【笹本信二とトレード】

1969年1位
◆小坂敏彦(→4年後)日拓
【巨人からもう1人が渡辺秀武、日拓の高橋善正2対1のトレード】

1968年1位
◆島野修(→8年後)阪急
【水谷孝とトレード】

 1位指名された全60人のうち、沢村を含めてトレードに出されたのは4分の1にあたる15人もいる。大田や吉田修らは、移籍後に開花した。昔はトレードといえば「お払い箱」といったイメージもあったが、今は環境を変える手段として有効活用されはじめている。

 原辰徳、高橋由伸、堀内恒夫と2000年代の監督はすべて「巨人ドラ1」。巨人の監督は「生え抜きのスター選手」が条件といわれることもある。本当だとすれば、トレードで巨人を出た時点で、監督候補ではなくなる。西武内海、広島長野のように、FA人的補償で移籍を余儀なくされた功労者もいれば、松井秀喜、上原浩治、高橋尚成のようにFAでメジャー移籍したスター選手もいる。ドラ1の半数以上が他球団で現役生活を終えている。

 特別なイメージのある「巨人ドラ1」。球団の期待通り、生え抜きで長く活躍を続ける選手は2000年以降だと阿部、坂本、菅野くらい。生涯巨人を貫き、退団後もポストが用意され、恩恵を受けられるような看板選手は、実はそれほど多くない。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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