WBO1位マロニーとの対戦をトップランク社が発表 ボクシングの米興行大手・トップランク社は8日(日本時間9日)、プロモート契約を結ぶWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が、10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガ…

WBO1位マロニーとの対戦をトップランク社が発表

 ボクシングの米興行大手・トップランク社は8日(日本時間9日)、プロモート契約を結ぶWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が、10月31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスのMGMグランドでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)と対戦することを発表した。本場・米メディアも「ハロウィンがモンスターのラスベガス侵略に最良の時」と2020年初戦決定を歓迎ムードで報じている。

 今年4月25日に予定されていた井上とWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来、約1年ぶりの試合決定を現地メディアも歓迎している。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」は聖地ラスベガスでの井上の防衛戦決定を特集。記事では「モンスターがシン・シティ(ラスベガス)に侵略するのに、ハロウィンはこれ以上ないタイミング」と報じ、世界的に知られる井上の愛称「The Monster(怪物)」とハロウィンの親和性の高さに注目している。

「ナオヤ・イノウエが長きにわたって待望されてきたトップランクデビューをついに果たすことになる」とも報じられており、本場米国もモンスター上陸を待ちわびている様子だ。

 トップランク社の発表によると、マロニーとの対戦では井上が保持する2団体のベルトを懸けた試合となり「(WBA正規王座は)4度目の世界バンタム級タイトルの防衛戦となる」と説明した。試合は米スポーツ専門局「ESPN+」で放送される。井上はドネア戦でWBAスーパー王座を獲得するとともに、WBA正規王座は3度目、IBF王座は初防衛を果たしていた。(THE ANSWER編集部)