現地8日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会9日目。女子シングルス準々決勝で、第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が、世界93位のシェルビ…

現地8日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)大会9日目。女子シングルス準々決勝で、第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が、世界93位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-3、6-4で破り、2年ぶりのベスト4進出を果たした。その大坂は試合後のインタビューで「ずっとポジティブでいられた」と答えた。【トーナメント表】全米OP女子シングルス【実際の写真】大坂なおみ 準々決勝のマスクは?

大坂はこれまでロジャーズに対して0勝3敗。今日が初の勝利だったが、「試合前は彼女の方が有利だと思っていましたが、今日はリベンジできました」と語った。

そして「これまでたくさんの経験をしてきました。3年前の対ロジャーズ戦で敗れた悪夢がありましたが、今日はずっとポジティブでいられたし、調子が良かったです。どの試合もタフでしたが、これまでの経験が活きていると思います」と振り返った。

大坂はこの試合、サービスエースが7本に対し、ダブルフォルトは1本のみ。ウィナーが24本に対し、アンフォーストエラーは8本に抑え、安定したプレーで余裕のある勝利だった。

大坂は前哨戦の決勝を左太ももの怪我で棄権し、今大会ではテーピングを施しているが「予防としてのテーピングです。悪くならないように祈っています」と、現状はさほど心配はいらないようだ。

準決勝では第28シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)と対戦する。「ブレイディは本当にすごい選手です。ショットがバラエティに富んでいますし。私もベストを尽くします」と、次戦への抱負を語った。

2度目の「全米オープン」制覇を狙う大坂。着実に勝利を重ね、女王の座まであと2勝と迫っている。注目の準決勝は現地10日に行われる予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images )