「バークレイ ATPワールドツアー・ファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月13~20日/賞金総額750万ドル/室内ハードコート)のシングルス・ラウンドロビン(総当たり戦)の第3戦で、第5シードの錦織圭(日清食品)が第7シー…

 「バークレイ ATPワールドツアー・ファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月13~20日/賞金総額750万ドル/室内ハードコート)のシングルス・ラウンドロビン(総当たり戦)の第3戦で、第5シードの錦織圭(日清食品)が第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。第1セットを3-6で落としたチリッチが第2セットを6-2で奪い、最終セットに突入した。

 両者の過去の対戦成績は、錦織から7勝5敗。今シーズンはこれが3度目の対戦で、7月のウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の4回戦は第2セット途中リタイアで、10月のバーゼル(ATP500/室内ハードコート)の決勝では6-1 7-6(5)で、いずれもチリッチが勝っている。

 今大会には3年連続出場となる26歳の錦織は、初出場だった2014年にラウンドロビンを2勝1敗の2位で決勝トーナメント進出を果たして準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に1-6 6-3 0-6で敗退。昨年はラウンドロビン1勝2敗でグループリーグ敗退に終わっていた。

 ATPワールドツアー・ファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる大会。4人ずつのグループ〈スタン・スミス〉・〈イリ・ナスターゼ〉に分かれたラウンドロビンを行い、上位2名ずつが決勝トーナメントに進出する。

 この日のデイセッションで第1シードのアンディ・マレー(イギリス)が第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)を6-4 6-2で破ったため、錦織の準決勝進出はすでに決まっている。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)