現地8日の「ATP250 キッツビューエル」(オーストリア・キッツビューエル/9月8日~9月13日/クレーコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、世界34位の錦織圭(日本/日清食品)が世界…

現地8日の「ATP250 キッツビューエル」(オーストリア・キッツビューエル/9月8日~9月13日/クレーコート)の大会初日、男子シングルス1回戦で、世界34位の錦織圭(日本/日清食品)が世界47位のミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦。錦織は6-4、4-6、2-6で敗れ、復帰戦を白星で飾れなかった。【実際の映像】錦織が復帰戦で見せた、鮮やかなドロップショット

第3セットも錦織のサービスゲームから。第1ゲームでいきなり15-40とピンチを迎えた錦織。1本はしのいだが、続くラリーでキツマノビッチのショットに対しわずかに追いつくことができず、ブレークを喫する。

第3ゲームでもラリーを決めきることができずに30-40とされる。錦織はフォアのダウン・ザ・ラインを狙ったがわずかにアウト。序盤3ゲームを続けて落とし、2ブレークダウンとされた。

第4ゲームでなんとかブレークを1つ返した錦織。続く第5ゲームでは15-30とポイントリードされたところから巻き返してキープし、リードを広げさせない。

だが第7ゲームでデュースの末にブレークポイントを握られると、ラリーの末に錦織のフォアがアウトになり、このセット3度目のブレークを喫してしまう。

そしてキツマノビッチのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲーム。錦織はチャンスを作ろうと試みるが、ブレークすることができず、復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

錦織は攻撃的なプレーで第1セット序盤で5ゲームを連取。だが、ミスが減ってきたキツマノビッチ相手に体力を削られた。チェンジオーバーではベンチで呼吸を整えようとする姿も見え、最後はエネルギー切れで失速した。

とはいえ、これは1年ぶりの復帰戦。今後試合勘を掴み、復活する姿に期待したい。

また錦織は、翌9日に西岡良仁(日本/ミキハウス)とのペアでダブルスにも出場予定。第1シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP1000 マドリード」での錦織圭

(Photo by Legan P. Mace/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)