13日に行われた侍ジャパン強化試合 日本 対 オランダ戦(東京ドーム)。TBS系『S☆1』に出演する野村克也元監督は、試合前に東京ドームを訪れ、ベンチで侍ジャパンの面々に直撃取材を行った。大谷を見つけるなり「筋肉的には天才の筋肉じゃない。努…

13日に行われた侍ジャパン強化試合 日本 対 オランダ戦(東京ドーム)。
TBS系『S☆1』に出演する野村克也元監督は、試合前に東京ドームを訪れ、ベンチで侍ジャパンの面々に直撃取材を行った。

大谷を見つけるなり「筋肉的には天才の筋肉じゃない。努力家の筋肉」と鍛え抜かれた大谷の体を称賛。「侍ジャパンで監督は二刀流やらせないって言っているようだけど?」と切り込んでいくノムさんに大谷が謙虚に答えていく。

大谷「使ってもらえるところでと思っています」
野村「ピッチング練習はしているの?」
大谷「ブルペンは入っています」
野村「外国人選手とやるのはどう?」
大谷「体つきも大きいので、投げてみたいなというのはあります」
野村「失礼なこと言って申し訳ないけど、打者からみた体感スピードはそれほど感じてないと思わない?」
大谷「そうですね、そこが伸びしろだと思っています」
野村「リリースポイントがピッチャーの一番大事なところ。スピードガンじゃなくてストレートの質に挑戦してよ」

大谷を目の前にボヤキ全開のノムさん。そこへ通りかかった中田もすかさず呼び止め「おい!茶髪!茶髪はやめろ!栗山じゃよういわんだろうが(笑)」と絶好調。そのまま中田の体に手を伸ばし、筋肉チェックを開始した。

その後TBSで試合をテレビ観戦したノムさん。事前の筋肉チェックもあってか「良い尻しているよ。一流打者でおしりが小さいやつはいない」と打席に立った中田のお尻をベタ褒め。「4番候補って言っている間はダメ。4番はこれしかいないっていう不動の4番にしたほうが良い」と続けた。

中田の2打席目では「4番で相手を警戒しているね。あんだけ逃げて真っ直ぐなんか来ないと思わないかな。強打者はあんなに力入れない。フルスイングの勘違い。軽く打って飛ぶよ」と苦言を呈しながらも中田への期待がうかがえる。

投手の間でも投げにくいと不評のWBC球については「滑る。この球は滑る。(日本人投手は)ほとんどフォークを投げるからこのボールは不便だ。難儀だね…」とノムさん。日本の球に比べて重く、表面は乾燥してつるつるしていると言われるWBC球。実際にをボールを握り、首をかしげながら感触を確かめた。

そして6点を追う7回には大谷が代打で登場。2ボールから内角高めの直球をフルスイング。右翼方向へ高々と舞い上がった飛球はそのまま天井の隙間に入り込み落ちてこなかった。この日も存在感を見せつけた大谷にノムさんは「何か持っているね。目に見えない、理屈じゃ証明できない。出てくると何が起こる。神技持っているよ。」

※『S☆1』(TBS系)「ノムさんのぼやき解説」コーナーより