UEFAネーションズリーグ2020-21リーグA・グループ3の第1節、ポルトガル代表vsクロアチア代表が5日に行われ、4-1でポルトガルが勝利した。 フランス代表とスウェーデン代表が同居しているグループ3。前回王者のポルトガルは、3トップ…

UEFAネーションズリーグ2020-21リーグA・グループ3の第1節、ポルトガル代表vsクロアチア代表が5日に行われ、4-1でポルトガルが勝利した。

フランス代表とスウェーデン代表が同居しているグループ3。前回王者のポルトガルは、3トップにベルナルド・シウバ、フェリックス、ジョタを並べた[4-3-3]の布陣を採用。中盤はアンカーにダニーロ、インサイドにモウティーニョとブルーノ・フェルナンデスを起用した。なお、エースのクリスティアーノ・ロナウドはつま先の感染症により欠場となった。

一方、前回大会をリーグA・グループ4の最下位で終えるも新フォーマットの採用でリーグB降格を免除されたクロアチアは、キャプテンのモドリッチと副キャプテンのラキティッチが招集外に。それでも、クラマリッチやレビッチ、コバチッチ、ロブレンら主力が起用された。

クロアチアは開始早々の2分にドリブルで持ち上がったヴラシッチがボックス左手前からミドルシュート。これはわずかにGKアントニー・ロペスが触り、ゴール右に逸れた。

対するポルトガルは15分、ラファエウ・ゲレイロのロングパスで相手DFの裏に抜け出したブルーノ・フェルナンデスの落としをペナルティアーク内に走り込んだフェリックスがダイレクトシュートで合わせたが、これは相手DFがブロック。さらに19分には、ボックス右から切り込んだカンセロがアウトサイドでゴールを狙ったが、シュートはGKリヴァコビッチが右手一本で弾き出した。

時間の経過と共にボールの主導権を掌握するポルトガルは、27分にブルーノ・フェルナンデスの右クロスをジョタがヘディングシュート。34分にはラファエウ・ゲレイロがミドルシュートでクロアチアゴールを脅かしたが、共にシュートはポストを叩いた。

攻勢を続けるポルトガルは41分、右サイドからカットインしたカンセロがペナルティアーク手前から左足一閃。このシュートがゴール左上に突き刺さった。

迎えた後半、先に決定機を作ったのはリードするポルトガル。58分、ラファエウ・ゲレイロのループパスで抜け出したジョタがボックス左から中に切り込み冷静にシュートを流し込んだ。

2点を追うクロアチアは、61分にブレカロとパシャリッチを下げてペリシッチとブロゾビッチを投入。しかし、再びスコアを動かしたのはポルトガルだった。

70分、ベルナルド・シウバの横パスをペナルティアーク手前で受けたフェリックスがワントラップから右足を振り抜くと、強烈なシュートが相手GKの手を弾きゴールネットに突き刺さった。

その後、ペトコビッチのゴールで1点を返されたポルトガルだったが、試合終了間際の95分に右CKからペペのフリックしたボールを途中出場のアンドレ・シウバが押し込み、4点目。直後にタイムアップを迎え、前回王者として貫禄の戦いぶりを披露し続けたポルトガルが、ホームでクロアチアに快勝した。