7万4500人を収容できるラグビーの聖地、ミレニアム・スタジアム(プリンシパリティ・スタジアム/カーディフ)で世界ランキング6位のウェールズ代表にあさって挑む日本代表(同11位)が、試合登録メンバー23名を発表した。 先週末におこなわれた…

 7万4500人を収容できるラグビーの聖地、ミレニアム・スタジアム(プリンシパリティ・スタジアム/カーディフ)で世界ランキング6位のウェールズ代表にあさって挑む日本代表(同11位)が、試合登録メンバー23名を発表した。

 先週末におこなわれたジョージア戦で勝利の立役者となり、今秋のデビューから2試合連続でトライを挙げていたWTBレメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)は残念ながら負傷で離脱。先発WTBには、昨年のワールドカップを経験している山田章仁と福岡堅樹(ともにパナソニック)が入ることになった。
 FWのスターターも2人替わり、今回のツアーで最多キャップ保持者のPR畠山健介(76キャップ/サントリー)と、同じくアルゼンチン戦で先発していたLOアニセ サムエラ(キヤノン)がスターティングメンバーに名を連ねた。

 ジョージア戦でベンチ入りしながら出番がなかったHO日野剛志(ヤマハ発動機)だが、ウェールズ戦でもリザーブに選ばれ、デビューへ向けて準備を整える。2週間前に初キャップを獲得したバックローの三村勇飛丸(ヤマハ発動機)と松橋周平(リコー)にも再チャンスがめぐってきた。

 日本代表がミレニアムスタジアムでウェールズ代表と対戦したのは2007年のワールドカップが最後で、そのときは18-72と完敗だった。しかし、2013年に来日したとき、相手は多くの主力選手をブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに送り出していて若いチームだったとはいえ、秩父宮での試合を日本代表が23-8で制し、ウェールズ代表から歴史的なテストマッチ初勝利を挙げている。
 今回、雪辱を期するウェールズ代表はベストメンバーに近い布陣で臨んで来ると思われるが、ジェイミー・ジョセフ体制となった新生ジャパンが再び世界を驚かせるか、注目される。

1.仲谷聖史(ヤマハ発動機)  2.堀江翔太(主将/パナソニック)  3.畠山健介(サントリー)  4.梶川喬介(東芝)  5.アニセ サムエラ(キヤノン)  6.マルジーン・イラウア(東芝)  7.布巻峻介(パナソニック)  8.アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)  9.田中史朗(パナソニック)  10.田村優(NEC)  11.福岡堅樹(パナソニック)  12.立川理道(主将/クボタ)  13.ティモシー・ラファエレ(コカ・コーラ)  14.山田章仁(パナソニック)  15.松島幸太朗(サントリー)   

〔リザーブ〕
16.日野剛志(ヤマハ発動機)  17.山本幸輝(ヤマハ発動機)  18.伊藤平一郎(ヤマハ発動機)  19.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)  20.松橋周平(リコー)  21.三村勇飛丸(ヤマハ発動機)  22.内田啓介(パナソニック)  23.アマナキ・ロトアヘア(リコー)