アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が、今シーズンのバルセロナ残留を明言した。 今夏のバルセロナ退団が決定的と見…

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が、今シーズンのバルセロナ残留を明言した。

今夏のバルセロナ退団が決定的と見られていたメッシだが、スペイン『Goal』の独占インタビューを通じて、残留の意向を明らかにした。

「僕は去ることを考えていたし、フリーでクラブを離れられることを確信していた。会長は毎シーズンの終了時に、僕がクラブに残るか否かを決められると言っていたからだ」

「だけど、現状において彼らは、この酷いコロナウイルスがすべてのシーズンを大きく変えた中、僕らがラ・リーガの競争を続けていた最中にあって、(契約解除金を無効にできる期限の)6月10日の前に僕がその申し出をしなかったという事実にしがみついている」

「そして、それこそがクラブに残留する理由だ。現時点で、僕がクラブを離れるためには7億ユーロの解除条項を支払うことが唯一の方法だと会長から言われている。そして、それは不可能なことだ」

「それ以外にもうひとつの方法があり、それは裁判を行うことだった」

「だけど、僕はバルサを相手に法廷に向かうことは考えていないよ。僕の愛するクラブであり ここに来てから全てを捧げてきたクラブだからだよ」

「バルサは僕の人生を共にしてきたクラブであり、バルサはすべてを与えてくれ、僕自身もすべてを与えてきた。だからこそ、バルサを法廷に連れて行こうなんて考えたこともなかった」

バルセロナは2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で、バイエルン相手に屈辱的な2-8というスコアで敗れるなど、12年ぶりの無冠となっていた。

その成績不振に加え、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を中心とするクラブ幹部の一部主力選手への扱いなどに不満を募らせていたメッシは、2021年夏までという現行契約を解除し、今夏のタイミングでクラブを去る意向を表明していた。

さらに、ここ最近では7億ユーロ(約880億円)に設定されている契約解除金の解釈を巡って、バルセロナとクラブを支持するラ・リーガ側と、メッシの父であり代理人であるホルヘ・メッシ氏が舌戦を繰り広げていた。

これにより、バルセロナが誇る世界最高のフットボーラーの退団は不可避かに思われていたが、一転して残留が決定した。

7億ユーロの契約解除金、メッシのクラブへの愛情を利用して今夏のエース流出を何とか逃れたバルセロナは、エースの退団までに1年間の猶予を得ることに成功した。ただ、新シーズンに向けてはエースのモチベーションや忠誠心の揺らぎが懸念されるところだ。