JリーグYBCルヴァンカップ2020のプライムステージ準々決勝のFC東京vs名古屋グランパスが2日に味の素スタジアムで行…

JリーグYBCルヴァンカップ2020のプライムステージ準々決勝のFC東京vs名古屋グランパスが2日に味の素スタジアムで行われ、3-0でFC東京が勝利した。

アジア・チャンピオンズリーグ出場組のFC東京は、この準々決勝から参戦。リーグ戦から中3日で迎えるも、森重、高萩、アルトゥール・シルバにディエゴ・オリヴェイラ、永井、レアンドロと核となる選手をスタメンで起用した。

対するは、グループステージでは2位フィニッシュも、総勝ち点によってプライムステージ進出を決めた名古屋。その試合から成瀬、吉田、ガブリエル・シャビエルに代えてオ・ジェソク、太田、ジョアン・シミッチを加えた。また、負傷離脱していた米本と阿部がベンチに入り出番を待つ。

新型コロナウイルスの影響で一発勝負に変更されたプライムステージ。両者とも1点の重みを意識してか慎重な入りを見せる中、3分にレアンドロ、4分に永井がゴールに迫りFC東京がチャンスを作る。

名古屋も徐々に押し返しを見せるが、縦に早いサッカーでディエゴ・オリヴェイラ、永井、レアンドロの強力な3トップを擁するFC東京がリズムを手繰り寄せる。すると37分に決定機。ディエゴ・オリヴェイラが個人技で敵陣右サイド深くへ侵入し、ディフェンスの股を通すクロスを送る。これをゴール前で永井が潰れ役になると、大外に走り込んだ安部が貴重な先制点をマークした。

手痛い失点を喫した名古屋は43分、右サイドで受けたマテウスがカットインからコンパクトな振りで強烈なシュートを放ったが、GK林に処理されてしまい、1点ビハインドのまま試合を折り返した。

なかなか最終局面まで持っていけなかった名古屋は、後半頭から3枚替え。オ・ジェソク、ジョアン・シミッチ、相馬を下げて成瀬、米本、金崎を投入する。

その後半の立ち上がり、勢いよくゴールへ向かってくる名古屋に押し込まれたFC東京だが、ワンチャンスをモノにする。53分、左サイドから切り込んだレアンドロがボックス内へ配球する。これをディエゴ・オリヴェイラがマイナス方向へ落とすと、安部がワントラップから左足でシュート。これが右ポストに当たってゴールへ吸い込まれた。

ダメ押し弾を狙うFC東京は67分にレアンドロのFKにボックス内で合わせるなど、リスク管理をしつつ攻撃の手も緩めない。激しい雨が降り始めピッチコンディションに影響が出ると、途中出場のアダイウトンがディフェンスのミスを突く。フィールド中央から一気に駆け上がると、ボックス内から冷静にネットを揺らした。

名古屋はガブリエル・シャビエル、阿部と攻撃の選手を送り出して打開を試みたが、試合を通してFC東京の堅陣な守備を前に何も出来ず。華麗な試合運びを披露したFC東京が3-0で勝利し、4年ぶりに準決勝へ駒を進めた。

FC東京3-0 名古屋グランパス

【FC東京】

安部柊斗(前37)

安部柊斗(後8)

アダイウトン(後31)