レ・ブルー初招集となったスタッド・レンヌのフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(17)が、フル代表の一員として初の…

レ・ブルー初招集となったスタッド・レンヌのフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(17)が、フル代表の一員として初の会見に臨んだ。フランス『レキップ』が伝えている。

レンヌの下部組織出身のカマヴィンガは本格デビューとなった昨シーズン、公式戦36試合に出場し1得点2アシストを記録。クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した左利きの万能型MFには、レアル・マドリーを筆頭に多くのビッグクラブが関心を寄せている。

そして、昨季の鮮烈な活躍によってUEFAネーションズリーグ2020-21に臨むフランス代表に初選出された17歳は、クレールフォンテーヌで行われた公式会見の場で、初のフル代表入りの感想を語っている。

「(初めてクレールフォンテーヌでチームメイトに会ったときの感想は?)喜び、誇り、名誉を感じたよ」

「代表でプレーできれば、本当に素晴らしいことだと思うよ。僕はまだ子供だけど、とにかく子供の頃からの夢だったんだ。(笑) この国を代表してこのエンブレムを付けることは、僕にとっても、家族にとっても、身近な人たちにとっても重要なことだったんだ」

「とても小さい頃から欲しかったものだし、インターナショナルブレークの間、これからの試合でも、名誉を感じながらこのユニフォームを着なければならないと思っているよ」

また、現在17歳と約10カ月のカマヴィンガは、5日のスウェーデン代表戦、8日のクロアチア代表戦のいずれかでピッチに立った場合、現チームメイトのFWキリアン・ムバッペらを抜き、歴代3位の若さでの代表デビューとなる。

しかし、レンヌの背番号10はムバッペとの比較を含め、プレッシャーを感じることはないという。

「その話は知っているけど、最も重要なことではないよ。最も重要なことは、この期間にうまくやって、できるだけ長くチームに残ることさ」

「プレッシャーは僕にとって励みになる。監督が自分を信頼してくれていることをわかっているし、それはプレーを楽にする。同時に気分も良いよ。褒められるのはいつでも嬉しいことさ。だから、プレッシャーを感じることはないよ」

「キリアン(・ムバッペ)はとても高いハードルを設定したけど、それはすべてのフランス人の若手にとってインスピレーションの源になっているんだ」

ここまで非常に大人びた対応を見せていたカマヴィンガだが、レ・ブルーの新たなチームメイトとの関係、新人の“洗礼”として広く知られる会食時の独唱などに関する質問が飛ぶと、17歳らしい反応も見せていた。また、レンヌの同僚であるMFスティーブン・エンゾンジが“兄”として世話をやいてくれていることを明かした。

「チームメイトにはとても良く受け入れてもらえたよ。プレーヤー同士のミーティングもとてもうまくいったよ。エンゾンジは兄のような存在で、初めて代表に選ばれたことを知った時に最初に祝ってくれたんだ。クレールフォンテーヌに来た後も、僕の部屋に来てくれたし、いつでも気にかけてくれているんだ。それにここでの仕事のやり方についても教えてくれているよ」

「(新人恒例の歌披露では何を歌った?)曲は(フランス人ラッパーの)Ninhoの『Outro』を歌ったよ。これまでレンヌやエスポワール(U-21代表)では、(フランス人ラッパーの)Rohffの『L'Oseille』を歌っていたけど、少し工夫してみたよ」

最後に、自身が目標とするプレーヤーに関しては、今回新型コロナウイルスの陽性反応が確認され、招集辞退を余儀なくされた同胞MFポール・ポグバの名前を挙げている。

「ポール・ポグバに影響を受けているよ。彼は素晴らしいクオリティを持った本当に優れたプレーヤーなんだ。レ・ブルーでも自分自身を証明してきたしね。彼はここでワールドチャンピオンになった。だけど、他のプレーヤーと比較することはあまり好きじゃないんだ」