今日の欧州サッカー界で最もホットな話題といえるのが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の去就騒動だ…

今日の欧州サッカー界で最もホットな話題といえるのが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の去就騒動だ。2001年に13歳でバルセロナのカンテラに加入して以降、約20年に渡ってバルセロナ一筋でプレーを続けてきたメッシがトランスファーリクエストを提出したのだ。

これまでチームのアイコンとして、そして数多くの功績を残したメッシ。今特集ではバルセロナでのメッシのキャリアを語る上で欠かせないシーンをピックアップ。各試合やゴールを思い返しつつ、そのキャリアを振り返る。

今回は2006年2月22日。メッシが初めてチェルシーと対戦した日だ。

2005-06シーズン、バルセロナのファーストチームで2年目のシーズンを送っていたメッシは、シーズン途中にリュドヴィク・ジュリから右サイドの定位置を奪い、当時18歳ながら主力に定着していた。

2006年2月22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16、チェルシーとの1stレグにも3トップの一角として先発出場を果たす。

この試合のメッシはチェルシーのDFアシエル・デル・オルノと対峙するが、細かいボールタッチからの内への切り込みで何度もチャンスを演出。37分にはデル・オルノがメッシに危険なチャージを浴びせ、一発退場となった。

数的優位を得たバルセロナだったが、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督の見事な対応もあり、59分に先制を許す。それでも試合終盤のオウンゴールとサミュエル・エトーのゴールで一気に逆転。スタンフォード・ブリッジの地でアウェイゴールを奪いながら勝利を飾った。

好プレーを見せたメッシだったが、惜しくもゴールを奪えず。それからメッシがチェルシー相手に初めてゴールを奪ったのは12年後のこと。9度目のチェルシー戦となった2018年2月20日に行われたCLラウンド16の1stレグで、通算30本目のシュートがチェルシーの壁を打ち破る一発となった。