たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、バルセロナのブラジル代表GKネトが見せたセーブだ。

母国ブラジルでプロデビューした後に2011年にフィオレンティーナに移籍したネトは、同クラブでブレイクした後、ユベントスやバレンシアでプレー。2019年夏に、バルセロナに加入している。

バルセロナでは控えGKの役割を務めるネトだが、2019年8月7日に行われた、ナポリとのプレシーズンマッチでは、スーパーセーブを連発している。

まずは0-0で迎えた19分、中央でMFファビアン・ルイスとのワンツーで裏を取ったFWロレンツォ・インシーニェとの1vs1の場面でネトが近距離からのシュートをセーブし、ピンチを凌ぐ。直後の20分にはFWドリエス・メルテンスのゴール左下への狙いすましたシュートもしっかりとキャッチしてセーブを見せる。

続いて1-1の69分、FWアルカディウシュ・ミリクがボックス内からゴール左下に鋭いシュートを放つも、ネトがこれを枠外へ弾き、見事なセーブ。最後は2-1とバルセロナリードの85分、ミリクが再びボックス内でチャンスを得るも、左サイドからのゴール右へのシュートもしっかりと弾き、チャンスを阻止している。

度重なるセーブでチームを救ったネトの活躍もあり、試合はバルセロナが2-1で勝利している。