ローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が、アメリカの『フリードキン・グループ』に所有権が移った古巣への復帰を…

ローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が、アメリカの『フリードキン・グループ』に所有権が移った古巣への復帰を示唆している。

トッティ氏はクラブ歴代最多の公式戦786試合に出場し、307ゴールを挙げるなど、28年間もの長きに渡ってローマ一筋のキャリアを歩んだレジェンド中のレジェンド。しかし、昨年6月にテクニカル・ディレクター(TD)の職を辞して30年間を過ごした愛するクラブを離れた。

その退団理由は前オーナーであるジェームズ・パロッタ会長、アドバイザーを務めるフランコ・バルディーニ氏との確執だった。

だが、両者の退任によってトッティ氏の復帰に向けた下地はできあがっており、近い将来のクラブ帰還を予想する声が上がっている。

そして、渦中のレジェンドはローマの地元紙『La Repubblica』のインタビューで復帰を示唆している。

「遅かれ早かれ、ローマと私が再び関係を見いだすことは自然な考えだと思う。ただ、現時点でその時期を設定しているわけではなく、家で何もせずにその機会を待つつもりもない」

「ただ、ダン・フリードキンは最も重要なことをすでに理解している。ローマのオーナーは物理的に存在する必要がある。彼の息子のライアンがここに住むことを発表したのは、正しい道のりへの第一歩だ。パロッタが犯したミスは、離れた場所で他人からの報告に基づいて決断を下したということだったからね」

「現時点で新たなオーナーとの間で接触はない。ただ、彼らと一緒にコーヒーを飲みに行くことは考えているよ」

パロッタ会長の数々の失敗を教訓に、“ロマニズモ”を重視した動きを見せている新オーナーは、トッティ氏を再びクラブに迎え入れることでロマニスタの信頼をがっちりと掴むことはできるか。