ロナルド・クーマン監督は就任後最初のトレーニングに、1990年代に人気を博したスパイク、アディダス・コパ・ムンディアルを…

ロナルド・クーマン監督は就任後最初のトレーニングに、1990年代に人気を博したスパイク、アディダス・コパ・ムンディアルを履いてFCバルセロナを指揮した。
バルセロナのドリームチームの一員であるオランダ人監督は、就任直後から予想外の一石を投じていく。ルイス・スアレス、アルトゥール・ビダル、ラキティッチ、ユムティティに構想外を告げると、反対に、レオ・メッシからはクラブから退団する正式な意思表明を言い渡される。
メッシの退団表明は予想もしなかっただろう。アルゼンチンのクラックは8月20日のPCR検査に姿を見せず、このトレーニング初日にも姿はなかった。労働規約に違反しているメッシには罰金や処罰が科されると思われる。
クラブはバルトメウ会長とホルヘ・メッシの会談を待っているが、レオはそこにもいないだろう、顔を見せることも期待されていない。この状況はクラブにとっても、選手にとっても重大な失態である。
最初のトレーニングでは、ネーションズリーグに出場する各国代表選手の姿もない。これもまた新たなチームを作り上げるクーマンにとっては痛手である。ブスケツ&アンス・ファティ(スペイン)、アレニャ、リキ・プッチ、イニャキ・ペーニャ、ペドリ&ミランダ(スペインU-21)、デ・ヨング(オランダ)、ラングレ&グリーズマン(フランス)、トリンカオ&セメド(ポルトガル)、ブライトバイテ(デンマーク)が代表活動で離れている。
トレーニング初日の大きな欠席者は、セビージャへの復帰が決定的となったイヴァン・ラキティッチだ。クロアチア人MFは唯一望んだアンダルシアのクラブに復帰する。同選手はチームの許可を得て離脱している。
クーマンは今季の補強選手のうちの一人、ブラジル人MFのマテウス・フェルナンデス(昨季途中からバジャドリードでプレー)にしか会えなかった。前述の通り、トリンカオやペドリは代表活動でチームを離れており、ミラレム・ピャニッチは新型コロナウイルス陽性が確認されたことで自己隔離中、同じくコロナ陽性のトディボとユムティティも練習を欠席している。
非常に多くの欠席者がいる中、新監督は去就が不透明なラフィーニャやムサ・ワゲ、オリオル・ブスケツといった選手を指導した。バルサBからは、イライシュ・モリバ、アルナウ・テナス、ホルヘ・クエンカ、モンチュ、アキエメ、コンラッド・デ・ラ・フエンテを召集している。
クーマンは以下19人の選手と共に最初のトレーニングを終えた。ピケ、スアレス、デンベレ、ネト、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、ビダル、ジュニオル・フィルポ、ラフィーニャ、O・ブスケツ、マテウス・F、ワゲ、アラウホ、アキエメ、J・クエンカ、コンラッド、モリバ、モンチュ、アルナウ・テナス。
クラブ史上最も困難と言えるシーズンが始まった。