たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、ユベントスの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンがパリ・サンジェルマン(PSG)で見せたスーパーセーブだ。

パルマでプロキャリアをスタートさせたブッフォンは、若き逸材GKとして大ブレイクを果たすと、2001年夏にユベントスへ移籍。以降世界最高のGKの1人としてイタリアの絶対王者を支え、ここまで公式戦671試合に出場している。

そんな往年の名手ブッフォンは、2018-19シーズンに慣れ親しんだユベントスを離れ、PSGに加入しているが、2018年8月18日に行われた、リーグ・アン第2節ギャンガン戦では、素晴らしいセーブを見せている。

0-0で迎えた14分、FWマルクス・テュラムがボックス内に低めのクロスを上げると、これにFWノラン・ルーが合わせる。クロスのコースが変わり、タイミングが若干ズレたシュートは、そのままゴールインするかに見えたがブッフォンが素早い反応でボールになんとか触り、軌道を変えると、シュートはクロスバーに弾かれ、PSGは大ピンチを凌いだ。

PSGはその後先制を許してしまうものの、後半に3点を奪い返し、3-1で勝利している。