たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。
しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
今回は、イタリア人GKエミール・アウデーロがサンプドリアで見せたセーブだ。
ユベントスユースで育ったアウデーロは、2015年に19歳でトップチームに昇格。レンタル移籍を経て2018年夏に、日本代表DF吉田麻也も所属するサンプドリアに加入している。
安定したセービングで若き守護神として活躍するアウデーロだが、2018年11月25日に行われた、セリエA第13節、ジェノア戦では好セーブでチームを救っている。
1-1と同点で迎えた42分、ジェノアがサンプドリアボックス内にロングボールを放り込む。するとゴール前の混戦の中でボールはFWクシシュトフ・ピョンテクに収まる。反転しながら細かいターンでシュートチャンスを作ると近距離から強烈なシュート。しかしこれをアウデーロがきっちりとブロックし、勝ち越しのピンチを救ってみせた。
試合はそのまま1-1で終了し、サンプドリアが敵地で貴重な勝ち点1を獲得している。