世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日8月31日の出来事を振り返ってみよ…

世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日8月31日の出来事を振り返ってみよう。

今回ピックアップするのは、1997年8月31日。元ブラジル代表FWリバウド氏がバルセロナで公式戦デビューを飾った日だ。

◆天才の後釜として、更なる天才がバルサに入団

母国パルメイラスで頭角を現したリバウド氏は、1996年にデポルティボ・ラ・コルーニャに加入し、ヨーロッパデビューを果たす。

デポルティボで、公式戦41試合21ゴールと活躍を見せたリバウド氏は、1997年夏、インテルに引き抜かれた同じブラジル代表のFWロナウドの後釜としてバルセロナに移籍した。

◆リーグデビュー戦を飾った鮮烈FK弾

そして迎えた1997年8月31日、ラ・リーガ開幕節、レアル・ソシエダ戦に先発出場を果たし、バルセロナでのリーグ戦デビューを飾った。

すると0-0の26分、バルセロナがゴール正面の位置でFKを得ると、キッカーはリバウド。短い助走から左足で強烈なシュートを放つと、低めの弾道で鋭くカーブするボールは、GKの手の届かないゴール右のサイドネットに見事に決まった。

◆背番号「10」を背負うエースとして活躍

鮮烈デビューを飾ったリバウドは、1997-98シーズンと1998-99シーズンのリーグ連覇に貢献し、その後もチームのエースとして活躍。2000-01シーズンからは背番号「10」を背負い、チームを引っ張った。

FWパトリック・クライファート、FWハビエル・サビオラとともに“トリデンテ”と呼ばれる強力な攻撃陣を形成し、得点を量産したリバウドは、在籍5シーズンで公式戦325試合130ゴールを記録し、ファンの記憶に深く刻まれる活躍を見せた。