現役、そして監督時代と数々の記録を記録を打ち立て、野球殿堂入りを果たしている野村克也さん。
今年2月惜しまれながら息を引き取った野村さんだが、そんな野村さんと現役時代、そして引退後もコーチとして共に戦った橋上秀樹さんが、元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube「田中大貴のアスリートチャンネル」に出演。
生前、「野村監督」から教わった「野村イズム」について、振り返った。

首を振る=盗塁
今年2月に亡くなった野村さん。
その訃報を受けた時のことについて、橋上さんはこう話す。
「最初に野村さんの連絡を頂いたのは、たまたまキャンプ取材で楽天の金武町に入った時でした。私が楽天のキャンプに来た日に訃報を聞いて、因縁めいたものを感じましたし、野村さんに楽天のキャンプ地に呼ばれたような気がしましたね。」
現役時代はヤクルト、そして引退後はコーチとして楽天で野村さんと共に過ごした橋上さん。
橋上さんにとって野村さんはどのように映っていたのだろうか。
「選手の時は本当に近寄り難かったです。ただ、最初にヤクルトの監督をやられた時には、今まで考えたことなかったようなものや、野球に対しての見方が違うなと感じました。」
と、当時を振り返る橋上さん。
「例えば、ピッチャーがキャッチャーのサインに首を振ったら、それは球種に対して首を振っているということだから盗塁しなさいと。要は、ピッチャーがキャッチャーのシグナルに何度も首を振るということはピッチャーはホームに投げるということなんです。そういう時には大抵牽制はこないからスタートしなさいと言われていましたね。」
と、首を振る=盗塁に結びつくとは考えもしなかったと、「野村監督」の人並外れた着眼点に、改めて感銘の意を示した。
野球は将棋と同じ
さらに野村さんからは、野球はある「競技」と同じだとよく話をされていたという。
「よく、『野球は将棋と同じだ』と言われていました。将棋は「歩」をはじめ、「金」や「銀」など色々な駒がありますよね。色々な駒があって初めて将棋になる。それと同じで、野球も大駒ばかりでは勝てないと言ってました。そこに脇役的な「香車」などが必要な時もある。自分が駒だったらどの駒になれるかなということを考えなさいと言われました。チームを見渡して自分が担えるところはなんの駒かを考え、それにはどんな練習が必要かと言ったことですね。」
取材陣に囲まれながらも練習を見ていた
アナウンサー時代から何度も野村さんを取材していた田中は、取材を通して、「野村監督」の視野の広さに驚かされたという。
その点について橋上さんはこう振り返る。
「練習の時、大体ベンチ付近で取材陣に囲まれて雑談していたんですが、その中でも結構練習を見ているんです。バッティングゲージを見れるところだけはいつも報道陣が開けていましたね。何かあると必ず呼ばれて『あのバッティングなんとかしろ』と言われていました。選手の時は監督がどこにいるかいつもそわそわしていましたね。」
そして動画内では、橋上さんがコーチ時代に引き継いだ「野村イズム」、そしてかつて野村さんに言われた「ある言葉」についても語っている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。