レアル・マドリーの法務部はフットボール・リークスの天才ハッカー、ルイ・ピントへのスパイ行為の告発を決定した。クリスティア…

レアル・マドリーの法務部はフットボール・リークスの天才ハッカー、ルイ・ピントへのスパイ行為の告発を決定した。クリスティアーノ・ロナウドのユヴェントスへの退団の責任が同氏にあるというのがマドリーの主張である。
ポルトガル紙『Correio da Manha』によると、マドリーとベンフィカは2019年4月から軟禁状態にあるルイ・ピントに対して司法手続きを継続しているという。
ピントは8月初旬にポルトガル裁判所協力協定を結び釈放され、関連情報を含む8つのハードディスクを同裁判所に提出している。この為、クラブ側は裁判の中断を裁判所に控訴し、裁判の続行を求めている。
ハッカーであるピントはクリスティアーノの財政状態をスパイし、同選手の脱税をリークした。この情報の結果、スペインの司法システムは調査を開始し、クリスティアーノ・ロナウドに23ヶ月の実刑判決が下り(スペインでは初犯の場合、2年以下の実刑判決では基本的に執行猶予が付けられる。そのため収監は回避された)、最終的には国庫に対する4つの罪で2000万ユーロ(約25億円)を支払うこととなった。
マドリー側の訴えによれば、これらに関するピントによるリークが原因でクリスティアーノはスペインを離れ、イタリアのユヴェントスへ移籍することとなった。
新たな裁判は9月4日にリスボンで開始されるが、マドリー側の主張が全面的に受け入れられれば、ピントは恐喝未遂等の罪で懲役25年の刑に直面することになる。