サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、マルセイユのフランス代表FWフロリアン・トヴァンが決めたフリーキックだ。

2016年1月からの半年間のレンタル移籍を経て、ニューカッスルからマルセイユに復帰したトヴァン。ドリブル技術と高いシュートセンスを武器に近年のマルセイユのエースに君臨。日本代表DF酒井宏樹ともピッチ内外で好連携を見せる。

そんなトヴァンは、2017年3月10日に行われたリーグ・アン第29節のアンジェ戦では味方との連携から見事なFKを決めている。

0-0で迎えた9分、マルセイユはゴール正面の位置でFKを獲得する。ゴールまでは30m近くあったものの、壁ができていないことに気が付いたトヴァンがキッカーのMFディミトリ・パイエに耳打ちすると、パイエが少しボールを動かし、それをトヴァンがダイレクトでゴール右に沈めた。

今季は足首のケガでほぼ1シーズンを棒に振ったトヴァン。来季以降の復活に期待だ。