どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが…

どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回は元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏がインテルで決めた最初のゴールだ。

わずか16歳でレアル・マドリーと契約したエトー氏は、その後マジョルカでブレイクすると2004年夏にバルセロナへ移籍。チームの主力として多くのタイトルをもたらしたが、クラブとの関係悪化もあり、2009年FWズラタン・イブラヒモビッチとのトレードでインテルに加入した。

優れた身体能力と得点力の高さを活かし、インテルでも得点を量産し、リーグ、カップ戦、チャンピオンズリーグ(CL)の三冠達成に貢献したエトー氏は、インテルでの3シーズンで102試合53ゴールを記録した。

そんなエトー氏の記念すべきインテル初ゴールは、2009年8月8日に行われた、スーペルコッパ決勝のラツィオ戦で決めたゴールだった。

この試合がインテルの公式戦デビューとなったエトー。0-2とラツィオにリードされて迎えた78分、反撃のチャンスを得る。

中央突破からボックス内で浮き球のパスを受けたエトーは、バウンドするボールの落下点をしっかりと見極め強烈なシュート。近距離から放たれた左足でのシュートは、GKに反応する間を与えずにゴールに決まった。

エトーのクラブ初ゴールで1-2としたインテル。しかし反撃はここまでとなり試合には敗れている。