2回までに4度ダウン奪うワンサイドTKO、22歳の王者候補がデビュー15連勝 ボクシングのWBOインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチが29日(日本時間30日)、英ロンドンで行われ、王者でWBO3位のダニエル・デュボア(英国)が2回20…
2回までに4度ダウン奪うワンサイドTKO、22歳の王者候補がデビュー15連勝
ボクシングのWBOインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチが29日(日本時間30日)、英ロンドンで行われ、王者でWBO3位のダニエル・デュボア(英国)が2回20秒TKOでリカルド・スナイダー(オランダ)に圧勝。わずか200秒で4度のダウンを奪うワンサイドの内容でデビューからの連勝を15(14KO)に伸ばした。次世代の世界王者と期待される22歳がボディーブローで悶絶させるシーンを、米メディアが動画付きで公開。海外ファンの注目を集めている。
将来の世界チャンプ候補の片りんを存分に見せつけた。第2ラウンド。開始から攻勢に出るデュボア。ロープ際に追い込むと、ガードを固める相手に対して上下にコンビネーションを打ち分ける。そしてわずかにガードが上がった瞬間、強烈な右ボディーを叩き込んだ。
たまらんとばかりに膝をつくスナイダー。4度目のダウンでレフェリーがカウントを進める中で立ち上がったが、レフェリーは試合をストップした。わずか200秒で4度もダウンを奪っての快勝。フィニッシュブローとなったボディーフックを、米スポーツ専門局「ESPNリングサイド」は「ダニエル・デュボアのボディーパンチは残忍だ」と記して公式SNSで実際の映像を公開。期待通りのデュボアの強打に海外ファンも称賛を送っている。
「未来のヘビー級世界王者と言っても不思議ではない」
「タイソン・フューリーの時代が終わった後の後継者は彼だ」
「見ているこっちの体が痛くなる」
「お腹が痛くなる」
注目の次戦へ「とにかくビッグネームと戦いたい」
かねてから対戦が噂されているライバル、リオデジャネイロ五輪銀メダリストのジョセフ・ジョイス(英国)との激突が楽しみになるが、英ラジオ局「トークスポーツ」によるとデュボアは試合後、こう話している。
「俺は準備ができていた。戦いの場に戻ってこられて興奮している。願わくは次戦はよりふさわしい相手と戦いたい。ジョセフ・ジョイスでも違う人でも構わない」
「ジョセフ・ジョイスとの戦いが待ちきれないが、とにかくビッグネームと戦いたい。誰でもやる」
ジョイス戦は10月24日の開催が有力と伝えられているデュボア。ヘビー級のニュースターから今後も目が離せない。(THE ANSWER編集部)