30日に行われる新潟2歳S(2歳・GIII)の舞台となる新潟芝1600m。このコースについて解説していく。 新潟芝コ…

 30日に行われる新潟2歳S(2歳・GIII)の舞台となる新潟芝1600m。このコースについて解説していく。

 新潟芝コース外回りの1周距離は2223m(Aコース使用時)で、日本最大のスケールを誇る。直線の長さは658.7mで、これも次位の東京を130m上回り、長いで究極の瞬発力勝負が繰り広げられる。

 ちなみに内回りコースは1周距離1623mで最後の直線が358.7m。平均サイズではあるものの、外回りコースとの差が大きいため、新潟コースに実績がある馬でも、それが内回りでのものか外回りでのものかをしっかり吟味する必要がある。

 新潟2歳Sが行われる芝1600mは外回りコースを使用する。

 向正面からのスタートで、初角となる3コーナーまでは550m弱。バックストレッチの内回りと外回りの分岐点を過ぎたあたりから、約1.7mの坂を上り、残り1000m地点で最頂部に達すると、そこからは下りに転じる。658.7mの直線に入ると、ラスト300mはほぼ平坦。コーナー2回のいわゆる「ワンターン」のコースで、能力通りの決着になりやすい。

 3回新潟は全8日間、Aコースを使用。2回新潟は全6日間Aコース使用だったため、新潟2歳SはAコース使用12日目ということになる。コース変更がないということは、開催が進んだ分だけ馬場が荒れるということであり、実際に時計は要し気味。新潟2歳Sは基本的に差し・追い込み馬が優勢なレースで、近5年でみても上がり最速を記録した馬は全て馬券に絡んでいる。折り合ってしっかりとした末脚を使える馬を重視したい。