シント=トロイデンは29日、ジュピラー・プロ・リーグ第4節でオイペンと対戦し、1-1の引き分けに終わった。 シント=トロ…

シント=トロイデンは29日、ジュピラー・プロ・リーグ第4節でオイペンと対戦し、1-1の引き分けに終わった。

シント=トロイデンのFW鈴木優磨とDF松原后がスタメン出場。MF伊藤達哉とGKシュミット・ダニエルがベンチ入りし、伊藤は66分から途中出場。MF中村敬斗はベンチ外となった。

ここまでリーグ戦1勝1分け1敗のシント=トロイデンがアウェイへ乗り込んだ一戦。しかし、13分に先制を許す。

右サイドに大きく展開されると、エンドリがドリブルを仕掛ける。松原が対応すると、ボックス内でドリブルが大きくなったところをクリア。しかし、この競り合いをエンドリが制すると、そのままクロス。最後はエンゴイがボックス中央で合わせて、オイペンが先制する。

先制したオイペンだったが23分、コロンバットにチャージを受けたエリスが倒れ込みながら顔面を蹴るそぶりを見せると、VARが介入。報復行為とみなされ一発退場となる。

数的優位となったシント=トロイデンだが、なかなかオイペンの守備陣を崩すことができない。

28分には左サイドへ展開すると、ボックス左から松原がグラウンダーの速いクロス。これをニアサイドで鈴木が合わせるが、枠に飛ばない。

1点ビハインドで迎えた52分には、右サイドからコロンバットがFKからクロス。ゴール前に上がったボールをムマエがボックス中央でヘディングも、GKがセーブ。53分にはショートコーナーからコリーディオがミドルシュートもGKがセーブする。

73分にはショートコーナーから途中出場の伊藤が相手をかわし左サイドからクロス。高く上がってボールをファーサイドで鈴木が合わせに行くが、タイミングが合わずにヘディングはミートしない。

83分には中央をイ・スンウがドリブルで仕掛けると、伊藤へパス。伊藤が前に送り鈴木がボックス内で受けようとしたところ、相手に倒されPKを獲得。これを鈴木自ら相手GKのタイミングを外して決め、1-1の同点に。その後はゴールを奪えず、引き分けに終わった。

同点ゴールを決めた鈴木は試合を振り返り「非常に崩す形がなさすぎて、この結果は全然満足できないですし、納得いっていません」と結果に不満があるとコメント。一方で、PKのシーンに関しては「PKの場面も(伊藤)達哉が出してくれると思っていましたし、達哉は頭の良い選手なので、達哉が流れを変えた試合かなと思います」と、途中出場となった伊藤が引き分けを呼び込んだと語った。

これで4試合を終え1勝2分け1敗となったシント=トロイデン。鈴木は「負けてないことは非常に良いことですけど、勝ちきれていないというのは、攻撃の面だったり、良い守備ができていない証拠だと思うので、この1週間はより結果を求めて詰めていきたいと思います」と次節の勝利に向けて準備すると語った。

次節は9月13日(日)にホームでMF三好康児が所属するアントワープと対戦する。

オイペン 1-1 シント=トロイデン

1-0 13分:エンゴイ(オイペン)

1-1 85分:鈴木優磨(シント=トロイデン)