明治安田生命J1リーグ第13節の川崎フロンターレvs清水エスパルスが29日に等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎Fが5…

明治安田生命J1リーグ第13節の川崎フロンターレvs清水エスパルスが29日に等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎Fが5-0で勝利した。

26日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の関係で前倒しとなったヴィッセル神戸戦(2-2の引き分け)を消化した首位の川崎Fはターンオーバーを決行。比較的出場時間の多い山根、ジェジエウ、谷口、脇坂などを中心に神戸戦からメンバーを8名変更。ジオゴ・マテウス、山村、車屋、守田、下田、宮代、齋藤、レアンドロ・ダミアンを加えて鬼木監督が口にする「誰が出ても変わらないチーム」の体現を目指す。また、長期離脱を乗り越えた中村憲剛がベンチ入りを果たした。

一方、前節の横浜FC戦で2-3と競り負けた16位の清水は、1週間の準備期間を経て挑む。スタメンはキーパーを大久保を起用した他、岡崎、奥井、中村慶太を起用して首位撃破を狙う。

共にボール保持を狙うチーム同士の一戦はだが、序盤から川崎Fが押し込みクロスからチャンスを演出して優位に進める。すると7分、左サイドからの登里のクロスが流れてファーポストを直撃。しかし、これはゴールラインを割らず。

その後も支配率を高めて数多くのシュートを放つ川崎Fが先制に成功。21分、相手のパスミスを誘発し高い位置で奪うと、ボックス中央手前から旗手が思い切りよく狙う。これがDFに当たってコースが変わりネットを揺らした。

追い掛ける清水はセットプレーを活かす。42分、西澤の右CKから立田が合わせたが枠を捉えられなかった。守備では前半終了間際に3本のCKからピンチを迎えたが、なんとか耐え凌いで最少失点で折り返した。

後半も勢いの落ちない川崎Fは51分に待望の追加点。齋藤のシュートのこぼれ球をボックス内で拾った登里は横パスを選択。これをレアンドロ・ダミアンがゴールへ突き刺した。

74分に旗手のゴールで3点目を決めた川崎Fは77分、レジェンド中村憲剛が約10カ月ぶりにピッチへ。ファーストプレーでシュートを放ち気迫を見せると、85分に相手のパスミスを見流さず、ループシュートで復帰弾を沈めた。

その後、87分には三苫も決めて大量5得点を記録した川崎Fがリーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。一方、清水は3連敗となった。

川崎フロンターレ 5-0 清水エスパルス

【川崎F】

旗手怜央(前21)

レアンドロ・ダミアン(後6)

旗手怜央(後29)

中村憲剛(後40)

三笘薫(後42)