東京都特別水泳大会、女子50m自由形で1年7か月ぶり復帰の池江にスイマー驚愕 白血病で長期休養していた競泳・池江璃花子(ルネサンス)が29日、東京都特別水泳大会(辰巳国際水泳場)の女子50メートル自由形で594日ぶりのレースに臨んだ。第5組…
東京都特別水泳大会、女子50m自由形で1年7か月ぶり復帰の池江にスイマー驚愕
白血病で長期休養していた競泳・池江璃花子(ルネサンス)が29日、東京都特別水泳大会(辰巳国際水泳場)の女子50メートル自由形で594日ぶりのレースに臨んだ。第5組に登場し、26秒32で同組1着。昨年2月に病を公表から闘病生活を経て復帰を果たし、目標としていたタイムを上回る驚異的レースを見せ、他のスイマーたちも驚いた様子だ。
第5組3レーンの池江は、勢いよくスタートを切った。ぐんぐんと攻めると、頭一つ抜き出たまま中盤を通過。後半は他の選手に距離を詰められたが、50メートルを26秒32で泳ぎ、2着の小野田葵(国士舘大)に0秒44差で逃げ切った。ゴール後は会場からは拍手が響いた。
目標としていた10月2日開幕の日本学生選手権(インカレ)個人種目の派遣標準記録26秒86を突破した。レースを受けて、ロンドン五輪女子200メートル平泳ぎ銀メダル、同100メートル銅メダルの鈴木聡美はツイッターを更新し「まずは、おかえりなさい」と池江のアカウントをつけて投稿した。
さらに「復帰レースで26″32は本当に凄いよ! 元々泳ぎ方がキレイだから成せるものなのかな? Frド素人が故に凄いとしか言えない…」と記載。専門外の自由形ながらタイムに驚いたようだ。
五輪2大会連続出場の松本弥生も「璃花子はえーっ」と拍手をする絵文字を添えて投稿。同じ自由形選手としてビックリしたようだ。池江は女子50メートル自由形で24秒21の日本記録を持つ。東京五輪が1年延期となった中、今後は2024年パリ五輪出場を目指している。(THE ANSWER編集部)