たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、オーストリアのマッカーサーに所属するオーストラリア代表GKアダム・フェデリチがストーク・シティで見せた好セーブだ。

2006年にレディングでプロキャリアをスタートさせたフェデリチは、多くのレンタル移籍で経験を積んだ後、同クラブに復帰し、正GKとして公式戦245試合に出場した。

2018年からは活躍の場をストークに移したが、2019年8月24日に行われた、チャンピオンシップ(イングランド2部)第5節のリーズ・ユナイテッド戦では好セーブを見せている。

0-3とリーズのリードで迎えた82分、フェデリチが意地のセーブを見せる。

ボックス手前での華麗なパス交換からシュートチャンスを得たFWエルデル・コスタがゴール正面から左足で強烈なミドルシュートを放つ。カーブしながらゴール左へ飛んでいったシュートはゴールに決まるかと思われたが、フェデリチが見事な反応でジャンピングセーブ。ボールを枠外に弾き、意地のファインセーブを見せた。

試合は、そのままリーズがリードを守り、3-0で勝利している。