29日、明治安田生命J1リーグ第13節の柏レイソルvs鹿島アントラーズが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、2-3で鹿島…

29日、明治安田生命J1リーグ第13節の柏レイソルvs鹿島アントラーズが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、2-3で鹿島が勝利した。

前節は大分トリニータとアウェイで対戦しゴールレスドローに終わった柏。前節からスタメンに変更はなく、7試合でストップしたFWオルンガの活躍に期待がかかる。

一方の鹿島はミッドウィークに試合を行い、FC東京相手にアウェイで1-2と勝利。その試合から3名を変更。永木亮太、荒木遼太郎、土居聖真が外れ、レオ・シルバ、染野唯月、和泉竜司が起用される。

22分、ファン・アラーノがFKからクロスを送ると、ニアサイドでエヴェラウドが飛び込むも、わずかに合わない。

36分には右CKからのこぼれ球を染野がシュート。これがDFに当たって溢れると、最後は和泉が詰めるが、GK中村がキャッチする。

さらに41分、和泉がボックス内左からマイナスのパス。これを走り込んだ染野がダイレクトでシュートも、枠の右に外れていく。

前半アディショナルタイム3分に柏が波状攻撃。左に開いたオルンガが江坂からのパスをダイレクトで中央へ戻すと、仲間がボックス内で落とし、江坂へ。江坂がボックス内でドリブルを仕掛けると、最後は戸嶋がシュートも枠を超えていく。

柏は高橋祐、マテウス・サヴィオと2人の負傷者が出た状況だったが、前半アディショナルタイム5分にさらにアクシデント。浮き球のボールを和泉が競ると、遅れて競りに行った高橋峻が2枚目のイエローカードをもらい退場となった。

後半早々の51分、柏は決定機。自陣からのロングボールを送ると、関川のクリアボールを拾ったオルンガがボックス外からシュート。しかし、これはGK沖がしっかりセーブする。

鹿島は54分に2枚替え。染野、ファン・アラーのに代えて荒木、土居を投入する。

なかなかチャンスのない柏だったが1つのチャンスを生かす。GK中村からのフィードをオルンガに送ると、競り合いでこぼれ球に。これを三原が拾ってオルンガへパスすると、オルンガがボックス内右から左足でシュート。ファーサイドへ決まり、数的不利な柏が先制する。

先制を許した鹿島だったが72分、左サイドを崩すと土居のシュートを古賀がブロック。しかし、こぼれ球をボックス手前で拾った三竿が左足でコントロールシュート。これが左上に決まり、鹿島が同点に追いつく。

同点に追いついた鹿島はポゼッションを高めて数的有利な状況を生かし、柏ゴールに迫っていく。

しかし84分、途中出場の北爪が自陣からドリブル突破。味方のパスを受けると右サイドで粘りマイボールに。江坂のサイドチェンジから再び右サイドに戻すと、江坂のシュートのこぼれ球を拾ったオルンガが1点目と似たような位置からシュート。これが決まり、柏が勝ち越しに成功する。

リードを許した鹿島だったが89分、左サイドで江坂と対峙した永戸が抜き切る前にクロス。これをニアサイドに飛び込んだ土居がダイレクトで合わせると、右ポストを叩いて決まり、鹿島が同点に追いつく。

さらに鹿島は後半アディショナルタイム、右サイドから三竿がクロスを入れると、飛び込んだ土居がヘディングシュート。ピッタリあったシュートが決まり、鹿島が土壇場で逆転する。

ついに逆転を許した柏だったが、その後も諦めずに鹿島ゴールに迫る。しかし、鹿島は落ち着いてボールを回し時計を進めることに。結局そのまま終了し、2-3で鹿島が見事な逆転勝利を収めた。

柏レイソル 2-3 鹿島アントラーズ

【柏】

オルンガ(後12、後39)

【鹿島】

三竿健斗(後27)

土居聖真(後44、後46)