ジョコビッチがタオルを渡そうとするも… テニスのウエスタン&サザン・オープンは28日(日本時間29日)、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同12位ロベルト・バウティスタ・アグト(スペイン)に勝利…

ジョコビッチがタオルを渡そうとするも…

 テニスのウエスタン&サザン・オープンは28日(日本時間29日)、男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同12位ロベルト・バウティスタ・アグト(スペイン)に勝利。決勝進出を決めた。3時間に及ぶ激闘の中での意外なシーンが注目を集めている。ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで紹介している。

“癖”はそう簡単に治らない。第2セットだ。ジョコビッチが4-2とリードした場面。サーブを打つためにボールを受けとる33歳。同時にボールガールにタオルを渡そうとした次の瞬間だ。

 ボールガールはタオルを一瞬受け取ろうとするもすぐに手を引っ込めた。さらにコートに落ちたタオルを拾おうとするも、あたふたしている。それにジョコビッチが気が付き、「ごめん」と声をかけて自ら拾うと、コート後方に設置されたタオル置き場へタオルを置いた。

 通常であればボールパーソンがタオルを渡す。しかし新型コロナ対策の一環として、今大会ではコート後方にタオル置き場が設置されており、選手は自らタオルを扱わなければならないが、ジョコビッチはうっかり忘れてしまったようだ。

 ATP公式中継サイト「テニスTV」公式ツイッターは「いつもの癖」とつづり、実際の動画を公開。ファンからは「笑っちゃう」「もはや昔のやり方になったね」「なんかおかしい(笑)」「かわいい」「面白いね。彼はたぶん新しいルールを忘れちゃっていたんだろうね」「タオルは触っちゃだめだけど、ボールは触っていいのか。面白い論理だな」などとコメントが寄せられた。

 選手たちも“with コロナ”でのプレーに慣れるには少し時間が必要かもしれない。(THE ANSWER編集部)