サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表DFレイヴァン・クルザワが決めたフリーキックだ。

2015年夏にモナコから加入したクルザワは、その攻撃性能を武器に左サイドバックとして公式戦通算125試合21得点を誇り、4度のリーグ・アン制覇や4度のクープ・ドゥ・フランス優勝を経験している。

PSGには多くの優れたプレースキッカーがいるため、中々クルザワがFKを担当することはないが、2016年7月24日に行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2016欧州&米国ラウンドのインテル戦では、素晴らしいFKを決めている。

60分、バイタルエリア中央左でベン・アルファが倒されFKを獲得すると、キッカーのクルザワはニアサイドを狙い、壁のわずかな隙間を抜けた低弾道のシュートが、相手GKサミル・ハンダノビッチの手を弾きながらゴール左隅に吸い込まれた。

FWアンヘル・ディ・マリアやFWネイマールなど、多くのプレースキッカーを擁するPSG。たまにはクルザワのキックも見てみたいところだ。