現地28日の「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月29日/ハードコート)。女子シングルス準決勝で第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が、第14シードの世界22位エリース・メルテンス(ベルギー)と対戦。…

現地28日の「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月29日/ハードコート)。女子シングルス準決勝で第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が、第14シードの世界22位エリース・メルテンス(ベルギー)と対戦。大坂が6-2、7-6(5)で勝利し、今シーズン初の決勝進出を果たした。試合時間は2時間1分。【実際の写真】大坂なおみ、「Black Lives Matter」Tシャツで入場

当初大坂は、アメリカで起きた警官による黒人男性への発砲事件に抗議して、この試合をボイコットする意向を示していた。しかし大会側もこれに賛同し、全試合を1日延期したため、ボイコットを撤回し出場を決めた。

そしてこの日、大坂は「Black Lives Matter」のTシャツを着用してコートに入場。改めて抗議の姿勢を示していた。

第1セット、大坂は幸先よく第2ゲームでブレークすると、ゲームカウント5-1と突き放す。一つ返されるものの、最後もブレークし、6-2で奪う。

続く第2セットは両者ブレークの奪い合いに。第9ゲームの大坂のサービスゲームでは、10度のデュース、8本のピンチとなったが粘ってキープ。そしてタイブレークにもつれ込んだ。ここでもお互いに譲らぬ展開が続いたが、最後はメルテンスのリターンがわずかにサイドアウトとなり、大坂が決勝進出へ進出。

大坂はこの試合、合計21本のブレークポイントを握られたが、そのうち18本をしのぐ粘り強さを見せた。

勝利した大坂は、キャリア通算6個目のタイトルを目指し、決勝でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。アザレンカは第8シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を破っての勝ち上がり。

注目の決勝は、日本時間29日24時開始の予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Al Bello/Getty Images)