どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが…

どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回は日本人FW邦本宜裕が全北現代で決めた最初のゴールだ。

浦和レッズユースで育った邦本は、その才能から“和製ロナウド”とも称され、期待の若手として注目を集めていたもの、素行の悪さなどから、浦和レッズやその後に所属したアビスパ福岡から契約解除されるという異色の経歴を持つ選手だ。

2018年からは活躍の場をKリーグに移すと、実力を発揮し、2020年1月からはKリーグ王者の全北現代に加入している。そんな邦本の記念すべき全北現代初ゴールは、2020年6月28日に行われたKリーグ第9節、蔚山現代戦で見せたゴールだった。

1-0と全北現代リードで迎えた終了間際の95分、相手陣内右サイドでボールを持った邦本は、足が止まりつつある相手に対し、積極的にドリブルで仕掛けていく。DF2人に囲まれかけるもキレのあるドリブルで一瞬にして2人を抜き去ると、そのままボックス内に侵入。ゴール前を守るDFの股を開くシュートで、止めを刺す追加点を奪った。

試合は、土壇場で相手を突き放す邦本のゴールで2-0とした全北現代がそのまま勝利している。